任侠
2013.06.05(17:33)
任侠
任侠(にんきょう)とは、本来仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神をさす語。仁侠(じんきょう)、義侠心(ぎきょうしん)、侠気(きょうき)、男気(おとこぎ)などともいう。
極道(オトコ)が命を賭けて守るべきものは、代紋と縄張りや!
イントロダクション
主演「清水健太郎」が大絶賛され、話題になった任侠映画!
数多くの組織がしのぎを削る関西極道界にあって、首領への道を歩む島田組組員・桜井(清水健太郎)の骨肉相食む戦いを描く。劇画界の鬼才・村上和彦の原作を映像化した大ヒットシリーズ。島田組組員・桜井と兄弟分の金沢が、数々の修羅場を乗り越え勢力を伸ばし“日本一の首領”にのし上がるサクセスストーリーです!
首領への道シリーズ
南条組二代目の夫を亡くし、三代目を襲名した志保は看護婦として働きながら渡世家業をしている。そんなある日、志保の働く病院に重傷を負って意識不明の男・昌也が担ぎ込まれた。昌也の傷は快方に向かっていたが、記憶を失っていた。昌也を脅迫する組員風の男たちが現れ、病院内は騒然となる。見かねた志保は昌也を匿い、記憶を取り戻すまで面倒をみるため病院に黙って昌也を連れ出したが…
極妻任侠道 夜叉絶叫
昭和21年、元海軍士官風間を中心に結成された風間組は、既成やくざ集団に対する命知らずの挑戦で、東京西部をその支配下に治める。だが、次第に体勢を整えた博徒流星会との抗争事件により最高幹部の原を失い、さらに幹部の清水ほか組員の大半を検挙された組長の風間は、昭和40年風間組解散を宣言。そして今では、クラブ・アンカーのマスターとして原の情婦だった綾子と静かに暮らす中、元幹部の清水が6年ぶりに仮釈放となって帰ってくる。
任侠興亡史 組長と代貸
赤線の灯が消え、新宿竜崎一家の賭場は廃れていた。親分の竜崎は、代貸鳴海と幹部の五十嵐を呼び出し、引退を宣言する。だが、これは表向きの話で、新しく設立した丸和興業の社長に収まり、それを隠れ蓑に思うがままに組を操っていこうと考えていた。二代目には、組員の人望を集める五十嵐が収まるかに思われたが、竜崎が指名したのは鳴海。仁義とか筋道に固執する五十嵐は、竜崎にとっては目障りな存在でしかなかった。そんな折、竜崎一家の賭場に手入れが入り、客を逃がすため体を張った五十嵐が逮捕される。同じ頃、大阪きっての金看板、藤上一家の実子が、竜崎一家に草鞋を脱いだ。藤上は代貸の中部が跡目に推されたことを不服とし、東京で一家を興し見返してやろうと上京してきたのだ。留置所から五十嵐が釈放される日、竜崎は藤上に五十嵐を斬って男をあげるよう命じる。組のために体を張ったにもかかわらず、五十嵐を出迎えたのは藤上一人。竜崎に憤る五十嵐と名をあげるチャンスと闘志をたぎらせる藤上がドスを手に睨み合う。だが、五十嵐の男っぷりに惚れた藤上は、五十嵐に旅に出てほとぼりを冷ましてくれないかと持ち掛ける。妻の佐智子にしばしの別れを告げる五十嵐の許に子分の庄司が竜崎に斬り掛かり捕まったとの知らせが届く。半殺しにされかかった庄司を見た五十嵐は激怒し、竜崎を斬りつけ救出に成功する。だが、約束を破られ面子を失った藤上がその行く手に立ち塞がる。そこへ以前五十嵐に命を救われた若松組組長の若松が仲裁に入り、一旦は事が収まる。そして、五十嵐は自首する。さて、一家の拡張を命じられた二代目鳴海は、柏木一家と石橋一家を叩き、新宿地区の暴力地図を塗り替えていく。斗いはいつも藤上が先頭で指揮し、暴れまくった。これにより竜崎組と若松組との正面衝突は時間の問題となる。また、竜崎から資金を借りお茶漬け屋を開業した佐智子は、竜崎の罠に陥り、手籠めにされる。1年数ヶ月に亘る刑務所生活を送った五十嵐の出所を出迎えたのは、佐智子と庄司、そして若松の3人だけだった。若松一家での出所祝いの後、五十嵐が帰宅すると先に帰った佐智子は竜崎との関係を遺書に残し自害していた。この怒りを抑えきれない五十嵐は、丸和興業のビルへと乗り込む。五十嵐を案じる若松も数人の身内をつれてそれに続く。この五十嵐の振る舞いは、身柄を預かる若松の大きな叱責となっる。若松の苦衷を察した五十嵐は、2本の指を詰め、詫びを入れる。そんな折、藤上を親分に据えることを内定し中部が上京してくる。藤上は中部の申し出を撥ねつけるが、その真心に打たれた藤崎は、竜崎に大阪へ帰る許しを乞う。その申し出に激怒する竜崎は、藤上の額をドスで割り、若松を殺ったら大阪に帰してやると罵る。藤上が若松を襲う。咄嗟に若松を庇う五十嵐のドスが藤上の脇腹に食い込む。藤上は中部を一家の跡継ぎに相応しい男と考え、自ら命を捨てたのだ。この一部始終を見張っていた竜崎の子分は、若松に銃弾を撃ち込む。撃たれた若松は最後の気力を振り絞って、二人を叩き斬ると絶命する。五十嵐と中部が丸和興業へと殴り込む。その怒りに燃えた白刃は、竜崎一家の者たちを次々と血祭りにあげていった。
現代任侠道 兄弟分
東京八王子の竜神一家親分竜崎市蔵は、人望も厚く、一家の評判も高かった。その賭場の得意客で相場師の沢野喜兵衛が借金を苦に自殺する。一人娘のおきみを女郎屋に身売りし、博奕のキリをつけての覚悟の死であった。これを知った市蔵は、身売り先の紅梅楼へ駆けつけ、三多摩土木会社の親分の房州熊らの毒牙からおきみを救う。この三多摩土木は、市蔵の兄貴分となる青梅の扇家一家二代目東金参次郎が経営しており、市蔵の恋女房お幸は参次郎の実妹でもあった。
日本任侠道 激突篇
シカゴの殺し屋でカポネの舎弟ことカポネ栗山、フランク益川、ジョー出口が日本の地に降り立った。彼らの使命は、カポネ栗山の祖父の命で日本のギャング団天声会に痛めつけられている加納屋一家を助けることであった。加納屋二代目藤木戸正人は、カポネ栗山の祖父が若かりし頃、日本任侠道の鏡として慕って盃を受けた加納屋善太郎の孫であり、外国の秘密結社UKKと組んで任侠道を踏みにじり、犯罪シンジケートを拡大しようとする天声会と斗っていたのだ。さて、天声会の大ボス赤沼の下には、コールガールの親玉の土門、賭場を一手に預かり土地関係の事業拡大に辣腕を振るう団野、港湾事業や密貿易を行う仙場、恐喝から武器弾薬の調達を担う飛田、殺しを専門に請け負う竜栄策の5人の幹部がいた。カポネたちはこの幹部たちを抹殺し、天声会の弱体化を図ることだった。そんなカポネたちを追うFBI美人捜査官テレサがいた。日本支局長ヒューバーと共に逮捕しようと躍起になっていた。テレサは持ち前の美貌を使いカポネたちの日本見物の案内役となる。さて、天声会はこのカポネたちの動きを知り、UKKの殺し屋を呼び寄せ、逆にカポネたちを始末しようと企む。第一の処刑のターゲットとなったのは、競馬場で観戦に夢中になっていた土門が狙撃された。続いて第二の処刑のターゲットとなったのは、静岡のゴルフ場でプレーを楽しんでいた団野が、ジョー出口の必殺のゴルフショットを受け、絶命した。その一仕事からの帰途、カポネたちの車が団野の部下たちから襲撃される。だが、フランク益川の絶妙なドライビングテクニックに翻弄された団野の部下の車は崖下へと転落する。そんな中、思わずスカートの下から拳銃を抜いてしまったテレサは、カポネに正体を見破られてしまう。だが、テレサはカポネに恋に落ちてしまったことを告白する。第三の処刑は、仙場だった。仙場の情婦京子をたらし込んだフランク益川が仙場を誘き出し、毒ガスを仕込んだライターであの世に送った。そんな折、UKKが天声会に引き渡す麻薬と機関銃を押さえよう指示を受けたテレサとヒューバー、それにFBI日本支局員2人であったが、罠にはまり3人は殺され、テレサはカポネに対する人質として捕らえらる。とある教会の墓地、そこに麻薬と機関銃が隠されていた。そこにも司祭と副司祭に変装したカポネ3人組が現れ、ブツを引き取ろうとした飛田とその部下たちを瞬く間に射殺する。そしてテレサを助け出すと時限爆弾で麻薬と機関銃を吹っ飛ばす。この3人の働き振りに刺激された藤木戸は、加納屋の意地を見せるのはこの時ばかりだと天声会に左封じの喧嘩状を叩きつけた。さらにカポネ栗山の喧嘩状も赤沼の許へと届く。遂に最後の斗いの火蓋は切られた…。
舶来仁義 カポネの舎弟
昭和8年の冬、横浜四親分衆の一人、加東伝三郎が、一人の青年・稲原龍二と出会う。この出会いから稲原は加東の若い衆となり、男として名を上げていく。そして、その兄貴分・横山新二郎から任侠のイロハを教わる。そんな中、龍二の頭角を現す姿に嫉妬する身内の者たちから襲われるが九死に一生を得る。そして、太平洋戦争に突入した時勢の中、龍二は横浜四天王の一人・鶴岡政次郎とも出逢う…。
修羅の群れ
ケイジは気弱なフリーター。彼女を寝取られても文句も言えないような男。出来心で入った雀荘で借金を背負わされ怪しげなスナックで働かされることに。そこにいたのは年下だけど妖艶な女・葉子。一目ぼれしてしまうケイジだったが、葉子もまた失踪したヤクザの夫の身代わりにこのスナックで働かされている影のある女だった。一緒に働く内にどんどん葉子に魅了されるケイジ。葉子もまたそんなケイジに気持ちが傾いてきているようだった。だが、二人をその店で働かさせているヤクザ・鬼島や、葉子の夫の影を気にするケイジでもあった。はたして、ごくつまとの恋は成就するのか?二人の運命は?
ごくつまの恋
関東柴山会から関東と関西の極道が手を組む全国統一連合組織の結成への提案が持ち上がる中、大阪を仕切る山背組々長代行の掛川亮平の右腕とも言える池内が関東との裏交渉の場で殺されてしまう。その手を下したのは、同じ山背組幹部の千田勝紀であった。千田は関東と手を組むことで、山背組四代目となることを目論んでいたのだ。そんな中、亮平も連合構想の提案を関東の関西進出として拒絶する。このため、亮平は関東の柴山会の茂田、尼崎の坂岩会の坂岩、さらには千田の策略により偽りの恐喝容疑で警察に身柄を拘束されてしまう。
極道の妻たち
ヤクザも黙る高利貸し、トイチの利息で儲ける萬田銀次郎(竹内力)に、今日も500万の仕事が舞い込んだ。しかし、10日たっても返済はもちろん、利息さえ振り込まれていない!弟子の竜一(柳沢慎吾)が取り立てに走るが、ヤクザ金融・花園組の成田が待ち構えていた。
難波金融伝 ミナミの帝王 トイチの萬田銀次郎
あの新鮮組のドン、近藤静也がついに帰ってきた!!原作は新田たつおの人気コミック。男のロマンを体現するドン・静也には、数々の映画、TVで活躍が目覚ましい香川照之。
静かなるドン
昭和35年、病気療養中の村岡組組長・村岡常夫の跡目として有力視されていた村岡の舎弟・杉原文雄が、白昼堂々広島市内で射殺される。この射殺事件をきっかけに、広島では史上空前の抗争が繰り広げられることになる。杉原の死により、一躍跡目候補に浮上してきたのは、打本会会長・打本昇。打本は、村岡組幹部の松永弘、武田明、江田省一、広能組組長・広能昌三らと兄弟分の盃を交わし、広島の新興世代の頂点に立つ。さらに足場を固めるべく、広能との親交を持ち、西日本最大の明石組幹部である岩井信一を通じて、明石組と盃を交わす。ところが、その明石組との盃を快く思わない村岡は、次期跡目を打本ではなく、呉の山守組組長・山守義雄に譲ることとなる。事実上、山守が広島の頂点に立つこととなるが、明石組組長・明石辰雄の舎弟盃を受けた打本とは徐々に対立を深めていくことになる。打本会は、最初こそ劣勢ではあったものの、明石組の支援を受け、徐々に巻き返しを図り、逆に山守組を追い込んでいく。そんな中、山守組若頭に就任した武田は、明石組のライバル神和会と盃を交わす。その結果、明石組に近い広能は山守組から破門される。こうして明石組系列の打本会と広能組、神和会系列の山守組との間で、壮絶な代理戦争が繰り広げられるのであった…。
仁義なき戦い
大阪の古澤組若頭・紺野淳一は、その度量、膂力、行動力で組を支え、義理を重んじるヤクザだった。だが、敵対する田ノ浦組の騙し討ちに遭い、壮絶な死を遂げる。しかも、それは愛する妻・愛の目前であった…。夫の復讐を胸に秘め、女だてらにたった一人で復讐の機会を窺う愛。隙をついて田ノ浦の命を狙うが失敗し、愛する一人娘を残し、女子刑務所に収監される。四年後、出所した愛が地元に戻ると、そこでは田ノ浦組が好き勝手放題を行っていた。消えることのない想いを胸に、愛は修羅の道をまた進むのであった…。
姐御
藤純子の当たり役として人気を博した「緋牡丹博徒」シリーズの第7作目。上州を舞台に、兵器工場の仕事を取り仕切る富岡組と、公害に苦しむ住民のために一肌脱ぐ結城組の争いに、お竜と結城の静かな恋を絡めて描いた本格仁侠アクションである。レギュラーの若山富三郎、待田京介に加えて嵐寛寿郎という豪華キャストも見逃せない。?
緋牡丹博徒
任侠(にんきょう)とは、本来仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神をさす語。仁侠(じんきょう)、義侠心(ぎきょうしん)、侠気(きょうき)、男気(おとこぎ)などともいう。
極道(オトコ)が命を賭けて守るべきものは、代紋と縄張りや!
イントロダクション
主演「清水健太郎」が大絶賛され、話題になった任侠映画!
数多くの組織がしのぎを削る関西極道界にあって、首領への道を歩む島田組組員・桜井(清水健太郎)の骨肉相食む戦いを描く。劇画界の鬼才・村上和彦の原作を映像化した大ヒットシリーズ。島田組組員・桜井と兄弟分の金沢が、数々の修羅場を乗り越え勢力を伸ばし“日本一の首領”にのし上がるサクセスストーリーです!
首領への道シリーズ
南条組二代目の夫を亡くし、三代目を襲名した志保は看護婦として働きながら渡世家業をしている。そんなある日、志保の働く病院に重傷を負って意識不明の男・昌也が担ぎ込まれた。昌也の傷は快方に向かっていたが、記憶を失っていた。昌也を脅迫する組員風の男たちが現れ、病院内は騒然となる。見かねた志保は昌也を匿い、記憶を取り戻すまで面倒をみるため病院に黙って昌也を連れ出したが…
極妻任侠道 夜叉絶叫
昭和21年、元海軍士官風間を中心に結成された風間組は、既成やくざ集団に対する命知らずの挑戦で、東京西部をその支配下に治める。だが、次第に体勢を整えた博徒流星会との抗争事件により最高幹部の原を失い、さらに幹部の清水ほか組員の大半を検挙された組長の風間は、昭和40年風間組解散を宣言。そして今では、クラブ・アンカーのマスターとして原の情婦だった綾子と静かに暮らす中、元幹部の清水が6年ぶりに仮釈放となって帰ってくる。
任侠興亡史 組長と代貸
赤線の灯が消え、新宿竜崎一家の賭場は廃れていた。親分の竜崎は、代貸鳴海と幹部の五十嵐を呼び出し、引退を宣言する。だが、これは表向きの話で、新しく設立した丸和興業の社長に収まり、それを隠れ蓑に思うがままに組を操っていこうと考えていた。二代目には、組員の人望を集める五十嵐が収まるかに思われたが、竜崎が指名したのは鳴海。仁義とか筋道に固執する五十嵐は、竜崎にとっては目障りな存在でしかなかった。そんな折、竜崎一家の賭場に手入れが入り、客を逃がすため体を張った五十嵐が逮捕される。同じ頃、大阪きっての金看板、藤上一家の実子が、竜崎一家に草鞋を脱いだ。藤上は代貸の中部が跡目に推されたことを不服とし、東京で一家を興し見返してやろうと上京してきたのだ。留置所から五十嵐が釈放される日、竜崎は藤上に五十嵐を斬って男をあげるよう命じる。組のために体を張ったにもかかわらず、五十嵐を出迎えたのは藤上一人。竜崎に憤る五十嵐と名をあげるチャンスと闘志をたぎらせる藤上がドスを手に睨み合う。だが、五十嵐の男っぷりに惚れた藤上は、五十嵐に旅に出てほとぼりを冷ましてくれないかと持ち掛ける。妻の佐智子にしばしの別れを告げる五十嵐の許に子分の庄司が竜崎に斬り掛かり捕まったとの知らせが届く。半殺しにされかかった庄司を見た五十嵐は激怒し、竜崎を斬りつけ救出に成功する。だが、約束を破られ面子を失った藤上がその行く手に立ち塞がる。そこへ以前五十嵐に命を救われた若松組組長の若松が仲裁に入り、一旦は事が収まる。そして、五十嵐は自首する。さて、一家の拡張を命じられた二代目鳴海は、柏木一家と石橋一家を叩き、新宿地区の暴力地図を塗り替えていく。斗いはいつも藤上が先頭で指揮し、暴れまくった。これにより竜崎組と若松組との正面衝突は時間の問題となる。また、竜崎から資金を借りお茶漬け屋を開業した佐智子は、竜崎の罠に陥り、手籠めにされる。1年数ヶ月に亘る刑務所生活を送った五十嵐の出所を出迎えたのは、佐智子と庄司、そして若松の3人だけだった。若松一家での出所祝いの後、五十嵐が帰宅すると先に帰った佐智子は竜崎との関係を遺書に残し自害していた。この怒りを抑えきれない五十嵐は、丸和興業のビルへと乗り込む。五十嵐を案じる若松も数人の身内をつれてそれに続く。この五十嵐の振る舞いは、身柄を預かる若松の大きな叱責となっる。若松の苦衷を察した五十嵐は、2本の指を詰め、詫びを入れる。そんな折、藤上を親分に据えることを内定し中部が上京してくる。藤上は中部の申し出を撥ねつけるが、その真心に打たれた藤崎は、竜崎に大阪へ帰る許しを乞う。その申し出に激怒する竜崎は、藤上の額をドスで割り、若松を殺ったら大阪に帰してやると罵る。藤上が若松を襲う。咄嗟に若松を庇う五十嵐のドスが藤上の脇腹に食い込む。藤上は中部を一家の跡継ぎに相応しい男と考え、自ら命を捨てたのだ。この一部始終を見張っていた竜崎の子分は、若松に銃弾を撃ち込む。撃たれた若松は最後の気力を振り絞って、二人を叩き斬ると絶命する。五十嵐と中部が丸和興業へと殴り込む。その怒りに燃えた白刃は、竜崎一家の者たちを次々と血祭りにあげていった。
現代任侠道 兄弟分
東京八王子の竜神一家親分竜崎市蔵は、人望も厚く、一家の評判も高かった。その賭場の得意客で相場師の沢野喜兵衛が借金を苦に自殺する。一人娘のおきみを女郎屋に身売りし、博奕のキリをつけての覚悟の死であった。これを知った市蔵は、身売り先の紅梅楼へ駆けつけ、三多摩土木会社の親分の房州熊らの毒牙からおきみを救う。この三多摩土木は、市蔵の兄貴分となる青梅の扇家一家二代目東金参次郎が経営しており、市蔵の恋女房お幸は参次郎の実妹でもあった。
日本任侠道 激突篇
シカゴの殺し屋でカポネの舎弟ことカポネ栗山、フランク益川、ジョー出口が日本の地に降り立った。彼らの使命は、カポネ栗山の祖父の命で日本のギャング団天声会に痛めつけられている加納屋一家を助けることであった。加納屋二代目藤木戸正人は、カポネ栗山の祖父が若かりし頃、日本任侠道の鏡として慕って盃を受けた加納屋善太郎の孫であり、外国の秘密結社UKKと組んで任侠道を踏みにじり、犯罪シンジケートを拡大しようとする天声会と斗っていたのだ。さて、天声会の大ボス赤沼の下には、コールガールの親玉の土門、賭場を一手に預かり土地関係の事業拡大に辣腕を振るう団野、港湾事業や密貿易を行う仙場、恐喝から武器弾薬の調達を担う飛田、殺しを専門に請け負う竜栄策の5人の幹部がいた。カポネたちはこの幹部たちを抹殺し、天声会の弱体化を図ることだった。そんなカポネたちを追うFBI美人捜査官テレサがいた。日本支局長ヒューバーと共に逮捕しようと躍起になっていた。テレサは持ち前の美貌を使いカポネたちの日本見物の案内役となる。さて、天声会はこのカポネたちの動きを知り、UKKの殺し屋を呼び寄せ、逆にカポネたちを始末しようと企む。第一の処刑のターゲットとなったのは、競馬場で観戦に夢中になっていた土門が狙撃された。続いて第二の処刑のターゲットとなったのは、静岡のゴルフ場でプレーを楽しんでいた団野が、ジョー出口の必殺のゴルフショットを受け、絶命した。その一仕事からの帰途、カポネたちの車が団野の部下たちから襲撃される。だが、フランク益川の絶妙なドライビングテクニックに翻弄された団野の部下の車は崖下へと転落する。そんな中、思わずスカートの下から拳銃を抜いてしまったテレサは、カポネに正体を見破られてしまう。だが、テレサはカポネに恋に落ちてしまったことを告白する。第三の処刑は、仙場だった。仙場の情婦京子をたらし込んだフランク益川が仙場を誘き出し、毒ガスを仕込んだライターであの世に送った。そんな折、UKKが天声会に引き渡す麻薬と機関銃を押さえよう指示を受けたテレサとヒューバー、それにFBI日本支局員2人であったが、罠にはまり3人は殺され、テレサはカポネに対する人質として捕らえらる。とある教会の墓地、そこに麻薬と機関銃が隠されていた。そこにも司祭と副司祭に変装したカポネ3人組が現れ、ブツを引き取ろうとした飛田とその部下たちを瞬く間に射殺する。そしてテレサを助け出すと時限爆弾で麻薬と機関銃を吹っ飛ばす。この3人の働き振りに刺激された藤木戸は、加納屋の意地を見せるのはこの時ばかりだと天声会に左封じの喧嘩状を叩きつけた。さらにカポネ栗山の喧嘩状も赤沼の許へと届く。遂に最後の斗いの火蓋は切られた…。
舶来仁義 カポネの舎弟
昭和8年の冬、横浜四親分衆の一人、加東伝三郎が、一人の青年・稲原龍二と出会う。この出会いから稲原は加東の若い衆となり、男として名を上げていく。そして、その兄貴分・横山新二郎から任侠のイロハを教わる。そんな中、龍二の頭角を現す姿に嫉妬する身内の者たちから襲われるが九死に一生を得る。そして、太平洋戦争に突入した時勢の中、龍二は横浜四天王の一人・鶴岡政次郎とも出逢う…。
修羅の群れ
ケイジは気弱なフリーター。彼女を寝取られても文句も言えないような男。出来心で入った雀荘で借金を背負わされ怪しげなスナックで働かされることに。そこにいたのは年下だけど妖艶な女・葉子。一目ぼれしてしまうケイジだったが、葉子もまた失踪したヤクザの夫の身代わりにこのスナックで働かされている影のある女だった。一緒に働く内にどんどん葉子に魅了されるケイジ。葉子もまたそんなケイジに気持ちが傾いてきているようだった。だが、二人をその店で働かさせているヤクザ・鬼島や、葉子の夫の影を気にするケイジでもあった。はたして、ごくつまとの恋は成就するのか?二人の運命は?
ごくつまの恋
関東柴山会から関東と関西の極道が手を組む全国統一連合組織の結成への提案が持ち上がる中、大阪を仕切る山背組々長代行の掛川亮平の右腕とも言える池内が関東との裏交渉の場で殺されてしまう。その手を下したのは、同じ山背組幹部の千田勝紀であった。千田は関東と手を組むことで、山背組四代目となることを目論んでいたのだ。そんな中、亮平も連合構想の提案を関東の関西進出として拒絶する。このため、亮平は関東の柴山会の茂田、尼崎の坂岩会の坂岩、さらには千田の策略により偽りの恐喝容疑で警察に身柄を拘束されてしまう。
極道の妻たち
ヤクザも黙る高利貸し、トイチの利息で儲ける萬田銀次郎(竹内力)に、今日も500万の仕事が舞い込んだ。しかし、10日たっても返済はもちろん、利息さえ振り込まれていない!弟子の竜一(柳沢慎吾)が取り立てに走るが、ヤクザ金融・花園組の成田が待ち構えていた。
難波金融伝 ミナミの帝王 トイチの萬田銀次郎
あの新鮮組のドン、近藤静也がついに帰ってきた!!原作は新田たつおの人気コミック。男のロマンを体現するドン・静也には、数々の映画、TVで活躍が目覚ましい香川照之。
静かなるドン
昭和35年、病気療養中の村岡組組長・村岡常夫の跡目として有力視されていた村岡の舎弟・杉原文雄が、白昼堂々広島市内で射殺される。この射殺事件をきっかけに、広島では史上空前の抗争が繰り広げられることになる。杉原の死により、一躍跡目候補に浮上してきたのは、打本会会長・打本昇。打本は、村岡組幹部の松永弘、武田明、江田省一、広能組組長・広能昌三らと兄弟分の盃を交わし、広島の新興世代の頂点に立つ。さらに足場を固めるべく、広能との親交を持ち、西日本最大の明石組幹部である岩井信一を通じて、明石組と盃を交わす。ところが、その明石組との盃を快く思わない村岡は、次期跡目を打本ではなく、呉の山守組組長・山守義雄に譲ることとなる。事実上、山守が広島の頂点に立つこととなるが、明石組組長・明石辰雄の舎弟盃を受けた打本とは徐々に対立を深めていくことになる。打本会は、最初こそ劣勢ではあったものの、明石組の支援を受け、徐々に巻き返しを図り、逆に山守組を追い込んでいく。そんな中、山守組若頭に就任した武田は、明石組のライバル神和会と盃を交わす。その結果、明石組に近い広能は山守組から破門される。こうして明石組系列の打本会と広能組、神和会系列の山守組との間で、壮絶な代理戦争が繰り広げられるのであった…。
仁義なき戦い
大阪の古澤組若頭・紺野淳一は、その度量、膂力、行動力で組を支え、義理を重んじるヤクザだった。だが、敵対する田ノ浦組の騙し討ちに遭い、壮絶な死を遂げる。しかも、それは愛する妻・愛の目前であった…。夫の復讐を胸に秘め、女だてらにたった一人で復讐の機会を窺う愛。隙をついて田ノ浦の命を狙うが失敗し、愛する一人娘を残し、女子刑務所に収監される。四年後、出所した愛が地元に戻ると、そこでは田ノ浦組が好き勝手放題を行っていた。消えることのない想いを胸に、愛は修羅の道をまた進むのであった…。
姐御
藤純子の当たり役として人気を博した「緋牡丹博徒」シリーズの第7作目。上州を舞台に、兵器工場の仕事を取り仕切る富岡組と、公害に苦しむ住民のために一肌脱ぐ結城組の争いに、お竜と結城の静かな恋を絡めて描いた本格仁侠アクションである。レギュラーの若山富三郎、待田京介に加えて嵐寛寿郎という豪華キャストも見逃せない。?
緋牡丹博徒
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