あなたのセックスは普通? それとも…?
2016.11.17(16:21)
セックスを学ぶ機会って実はあんまりないですよね。
学校では一応、性教育の授業があるとはいっても、具体的なセックスのやり方については教えてくれませんし、「両親から習った」という話もあまり耳にはしません。だからこそ、自力で学習することがほとんどだと思うのですが、実地で訓練で修練を積んだり、AVを見様見真似したり、雑誌やネットのハウツーを参考にしても、それが正しいのか、あっているのかどうかもわからない……。それでも、多くの人は「普通」といえる範囲内のセックスに行きつくわけですが、中には「えっ!」と驚くようなセックスをする人も、もちろんいます。というわけで、今回は、わたしが経験したり、人から話を聞いた、ちょっとびっくりしたセックスエピソードをお届けいたします。
まずは、わたしが実際に会った男性の話です。あれは二十代の頭、合コンで知り合った男性と後日デートをした時のことです。ホテルに入り、「この人はどんなセックスをするんだろう」とワクワクしながらシャワーを浴びた後ベッドイン。キスをされ、胸を触られた後に、アソコを手でクチュクチュといじられて、快感に浸っていたところ、男性の顔がじりじりと下半身に向けて下がってきたのです。
「あっ、この人、初対面の女でもクンニする派?」
これはアタリだと喜んだのもつかの間、わたしの股間に顔を埋めつつ、くるっと身体を回転させて顔の上に乗りあげた……そう、男性が上の69の体勢です。いやいやいや。これまでも、何回かセックスをした間柄でちょっと気分を変えるために男性が上の69をしたことはありましたが、なんせ初めてセックスする相手が、男性上位69を求めてくるとは思っていなかったので、ちょっとビックリ。
それに正直なところ、男性が上の69って、自由度が少なくて、フェラチオがしにくいんですよね。「ひょっとして 、上からイラマチオっぽく女の口に無理やりにペニスを突っ込みたい、Sっぽい人なのかもしれない」と空気を読んでぐっと喉奥までペニスを差し込んでみたものの、そう興奮している素振りはなく、では「もしかして、四つん這いでアナルを責められたい派だけど、恥ずかしくってこの体勢!?」と思い直して、舌先を肛門に伸ばしても「あっ、そこはちょっと」と腰を引かれてしまう。男性が上に跨っているならではのプレイ、みたいなものは特に求められないままでした。
なんとなくその男性とはそれっきり……二回目がなかったのは、男性上位の69とはまったく関係ない理由でしたし、別にそれが嫌だったとかもないんですが、ただ、69の時に上に乗られたなぁ、ってことは未だに覚えています。フェチとか性的嗜好によるこだわりとかではなく、ごくごく当たり前の様子で乗っかってきたことから考えると、彼の中で「69をする時は自分が上」というのが常識だったのだと思います。
さてお次は、今度は友人から聞いてびっくりした話。ある時、男友達の家で飲んでいる最中にふとエロい雰囲気になり、セックスをすることに。軽い愛撫のあとに下着を脱がされ、アソコを触られた、と思いきや、女性器はスルーし、そのまま指先はアナルに。そして、肛門に指を突っ込むと、耳元でこう囁いたらしいのです。「妊娠しろ!妊娠しろっ!」。
そこ、アナルだし、入ってるのは指だし、そもそも恋人同士でもない。どこをとっても間違っているけれど、そのあまりの迫力に突っ込みを入れることもできずに終わったそうですが、あまりの強烈さに受け止めきれず、わたしのところに「どう思う?」と電話が掛かってきたのですが、性癖やフェチなのか、それともホンキでそれで子供が出来ると思っているのか……直接本人に尋ねてみたい気もしましたが、なんとなく機会のないまま、今に至ります。わたしは割と若い頃から変態の方々と交流を持ってきたので、人の性癖に関しては寛容なほうだと思いますが、性癖ではない、無意識や天然の変なセックスもそれはそれでインパクトがあるし、興味があります。「俺のセックスもちょっと変だと思う」なんて自負のある方はぜひ、お話しを聞かせていただけるとありがたいです。
以前、肉体関係のあった二十五歳くらい年上の男性(※現在は六十五歳前後)の発言で、驚いたもののひとつが「今ってみんな、当然のようにフェラチオするよね」というものでした。
曰く、「俺の若い頃は、素人女性ではフェラチオしない子がたくさんいた。『フェラチオをするなんて、ソープ嬢みたいだから嫌』って断られたこともある」らしく、セックスよりもフェラチオを経験したほうが先だったわたし(※現在は三十九歳)としては、「えっ、セックスの時にフェラチオしないなんて信じられない!」と思ったものです。以後、気になって調べてみたところ、フェラチオする/しないの常識には、世代差があるということは、どうやら事実らしいのですが、しかし、現代においても、フェラチオを「出来ればしたくない」という女性が存在することも確かです。
というのも、フェラチオって顎が疲れるし息は苦しいし涎で口周りがベタベタになるし、普段はあまり取らない姿勢を保つのもツラい。洗ってないオチンチンの匂いや味が苦手という女性も少なくないですし、してあげたところで、自分が気持ちよくなれるわけではない上に、「奉仕させられる」という行為にプライドが傷つく、という人もいるようです。個人的には「フェラチオで傷つくプライドって何なの?」と思いますが、それでも、「あー、口で抜いて」とか「しゃぶりたいならしゃぶらせてあげるけど」なんて上から言われると、わたしでも「ムッ」とはします。これってきっと、良くも悪くも、フェラチオは男性への奉仕、サービスっていう考えがあるからこそですよね。
が、場合によっては、フェラチオをしていて「楽しい」と思うことも、もちろんあります。そういう時は、長時間していられるし、たくさん気持ちよくしてあげたいと思って力だって入る――というわけで、今回は女性からよく聞く、「フェラチオ中にされると、女のテンションがあがる振る舞い5つ」をご紹介いたします。
1 声を出す
セックスの時の喘ぎ声を、相手が気持ちよくなっているか否かを測るバロメーターにすることってよくありますよね。手マンやクンニをしても、うんともすんとも言われないようだと「気持ちよくないのかな……」と思って不安になるし、何より遣り甲斐も出ない。女だって同じことで、相手の男性が無言のまま、しかも無表情だったりすると、「あれ、なんかダメ?」と自信を無くしてしまう上に楽しくないので、さっさとフェラチオを切り上げたくなってしまう。「男が声を出すなんて、恥ずかしい」と思っている人もいらっしゃるかと思いますが、男性の普段は見られない姿に「可愛い」とキュンとくるという女性も多いんです。ひとりの世界にずっぽりと入って独り善がりに声をあげまくるのはちょっとアレですが、ある程度の声は上げちゃっていいんですよ。
2 褒める
Mの嗜好を持つ女性ならば「けなされて嬉しい」ということもあるかと思いますが、そうでない女性は断然褒められることが好きです。また、いくらSMの関係にある相手といっても、飴と鞭の塩梅は大切。なので、相手がM女であっても、たまには褒めてあげてもいいのではないでしょうか。「今の舐め方、すごくいい」「あっ、今のところ、すごくキモチイイ」など、褒められつつもうまく誘導されると、女側としては、「ここがいいのね」「じゃあ、もっと責めちゃおう」とやる気が増すものです。なので、むっつり黙ったままではなく、例え、ちょっと下手くそであっても、なるべく前向きな言葉を使って気持ちいいフェラチオをしてもらえるように、導いてくださいませ。
3 「イキそう」という
前述したように、声も出さない褒めもしない、その上、延々にフェラチオを終わらせてくれる気配がないと、「いつまですればいいの?」と不安になるものです。「今日はフェラでイカせて」と頼まれて了承済みであったとしても「ちょっと疲れてきたけど、まだまだ掛かるのかな」と考えてしまいがちです。そういう時に「イキそう」の一言があれば「よし!」と気合も入り直し、「このままイカせよう!」と再びフェラに熱が入るもの。なので、例えイキそうでなくとも、「もうちょっと情熱的にしゃぶって欲しい」という時は、「イキそうかも」と自己申告するのはひとつの手。声を出したり、褒めるのが恥ずかしい、苦手だって人も、それくらいはできますよね。
4 頭を押さえる、腰を動かす
頭を押さえたり腰を動かすのは、諸刃の剣。というのも、喉奥にペニスが突き刺さることになって苦しい思いをさせてしまったり、まるで女性の口を快感を味わうだけのオナホ扱いしている印象を与え兼ねないからです。が、上手くやれば、女性に「気持ちがいい」ということを、情熱的に伝えることが出来ますし、また、言葉よりも一段強く、男性側の衝動が伝わってくるからこそ、女性からすると嬉しく感じたりもします。試してみる場合は、最初はあくまでも軽すぎるほど軽くから、様子を伺いましょう。「堪えようとしても、肉体が勝手に反応してしまう」という素振りが伝われば、「苦しませようとしての悪意があるわけではない」ということがわかって、女性側としても受け入れやすいです。
5 髪や頭を撫でる
髪の毛や頭は、精神的な「キュン」を生み出しやすいパーツです。「大切にされている」「慈しまれている」という感覚を強く与えることが出来るからです。一般的には「頭ポンポン」はセクハラとされていますけれが、フェラチオまでしている関係ならば、そこは心配せずとも頭を撫でて大丈夫です。フェラチオ中に、胸やお尻といった身体をまさぐられるのもいいものですが、髪や頭は男性にとって触って性的に興奮するパーツでないからこそ、女性からすると愛情が感じられて嬉しいんです。
マグロな女性とのセックスがつまらないのと同じで、女性からしても、男マグロだとモチベーションが保てません。フェラチオのされ方、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。
「セックス中、悪気はなくとも、目の前の行為だけに集中できず、頭の中で諸々考えてしまう女性がいる」というような話を以前にしたのですが(→ 『【マジか!】男性にとっては信じられナーイ!? セックス中に女はナニを考えているの?意外と全然別のことを考えていたりして…』)、それに対して、「では、男性はどうすればいいのか」というご相談のメールをいただきました。そこで今回は、一緒に考えていきたいと思います。
そもそも、以前の考察で「女の思考停止のスイッチを押すことのできる男性は『セックスが上手』ということになる」という結論に落ち着いたのですが、「上手なセックス」って難しいですよね。「中指をクロスした状態で膣内に差し込んでGスポットを刺激する」や「乳首とクリトリスとヴァギナの3点責めが効く」だとかのハウツーがまことしやかに囁かれていたりもしますが、正直なところ、こういうピンポイントテクニックって、される側の女性の好みによるとしか言いようがない。
とある女性が気持ちよく感じても、別の女性の場合は、むしろ痛いって場合もあったりするわけで、「最大公約数なテクニックは、多くの女性に快感を与えられる可能性が高い」とは言えるものの、必ずしもではない以上、やはり目の前の女性としっかりと向き合って、その女性がどこをどうされたら気持ちがいいのか、ということを見つけるしかありません。
「そんなことを言われても、どうしたらいいのかわからない……」とお嘆きのあなた。「こうされると気持ちよくなる」ということは女性により様々ですので、なかなか「これ!」と示すのは難しい。が、「セックス中、こうされると気が散る」ということは、意外と共通しています。例えばですが、外で大きい音がするとか、隣に人がいるとか、ペットが足元をうろうろしているとかだと、男女関係なく多くの人々が、気が散りますよね。そういうことです――というわけで、前置きが長くなりましたが今回は、「セックス中、女性が別のことを考えがち(=正気に戻りがち)な男性の行為」を3つご紹介いたします。
1.下着をおざなりに扱う。
男性とベッドインする可能性がある場合、女性の多くは、それなりに気を使った下着を身に着けていくものです。とくに「今夜、初めてエッチしちゃうかも」という時は前々から考えてた末に決めた「コレ!」という勝負下着を身に着けている確率が高い。それは男性に「しょぼい下着を着ているな」と思われて恥ずかしい思いをしたくないからが半分、そして残り半分は「褒めて欲しいから」これにつきます。
が、女性の下着に目がいかない男性が多すぎる。初めてのエッチとなると、興奮でそれどころじゃないというのが本音かもしれませんが、女性からすると「今日の下着、正解だったかな……」とドキドキしているだけに、スルーされては「えっ!」とやや肩透かしな気分に。挙句、おざなりにひょいとそこらに投げ捨てられたりすると、「せっかく選んできたのになぁ」とがっかりすると同時に「あんまりお気に召さない下着だったのかな」「ちょっとガサツな人だなぁ」としょっぱなから雑念が頭の中をぐーるぐる!というわけで、少なくとも、女性がシャワーを浴びた後だというのに、上下お揃いの下着を身に着けていたら、脱がす前に愛でて、一言何か褒める言葉を。女性はそれだけで、ぐっとスムーズにセックスに突入出来るんです。
2.自分勝手な言葉責めをする。
言葉責めをされることが好きだという女性は多くいます。が、「ちょっとそれは違う」という言葉責めがあることも確かです。例えば、いくら「責め」という言葉がついていても、罵倒や蔑みの言葉などは、Mっけのある女性以外は受け入れられませんし、妄想が先走りすぎて、まだセックスがスタートしたばかりなのに「アソコが大洪水」や「今度は、オフィスで犯したい」だとか、いま、ここにある現実とあまりにかけ離れたうわ言を囁かれるのもハタと正気に戻り、「この人、ちょっと……」と考えてしまってセックスだけに没頭できなくなってしまいます。相手の気分を乗せることが目的の言葉責めで、萎えさせてしまっては逆効果。ご注意を!
3.コンドームをつけずに挿入しようとする。
カップルや夫婦で「避妊はしない」「ナマで挿入する」と決めているのならば問題はないですが、相手の同意も取らずにナマで挿入しようとした瞬間に、女性の意識は「あっ、この人、避妊しない人」という考えに持っていかれてしまいます。むしろ「コンドームつける?」と聞くほうが、ワンテンポ入ってしまって気が散るんじゃ…、というご心配は無用です。付けて欲しいにしろ、付けなくてもいいと考えているにしろ「この人、わたしのことを気遣ってくれてるんだ」と好感を持たれることはあっても、「いちいち聞いてきてうるさい」なんて思うことは絶対にありません。もしも、コンドームをつけてもらう気だったのに、ナマで挿入された場合は、性病や妊娠の心配や、無断でナマで入れられてしまったショックが大きすぎて、気持ちよくなるどころではありません。なので、「ともすれば」という姑息なことはやめて、セックスから気をそらすような心配ごとを与えないように、挿入前に一言「ゴムつける?」をお願いいたします。
女性を気持ちするためには、 マイナス要素は極力除外すべし! どれも、誰でも出来る簡単なことばかりだと思うので、ぜひ、試してみてくださいね!
学校では一応、性教育の授業があるとはいっても、具体的なセックスのやり方については教えてくれませんし、「両親から習った」という話もあまり耳にはしません。だからこそ、自力で学習することがほとんどだと思うのですが、実地で訓練で修練を積んだり、AVを見様見真似したり、雑誌やネットのハウツーを参考にしても、それが正しいのか、あっているのかどうかもわからない……。それでも、多くの人は「普通」といえる範囲内のセックスに行きつくわけですが、中には「えっ!」と驚くようなセックスをする人も、もちろんいます。というわけで、今回は、わたしが経験したり、人から話を聞いた、ちょっとびっくりしたセックスエピソードをお届けいたします。
まずは、わたしが実際に会った男性の話です。あれは二十代の頭、合コンで知り合った男性と後日デートをした時のことです。ホテルに入り、「この人はどんなセックスをするんだろう」とワクワクしながらシャワーを浴びた後ベッドイン。キスをされ、胸を触られた後に、アソコを手でクチュクチュといじられて、快感に浸っていたところ、男性の顔がじりじりと下半身に向けて下がってきたのです。
「あっ、この人、初対面の女でもクンニする派?」
これはアタリだと喜んだのもつかの間、わたしの股間に顔を埋めつつ、くるっと身体を回転させて顔の上に乗りあげた……そう、男性が上の69の体勢です。いやいやいや。これまでも、何回かセックスをした間柄でちょっと気分を変えるために男性が上の69をしたことはありましたが、なんせ初めてセックスする相手が、男性上位69を求めてくるとは思っていなかったので、ちょっとビックリ。
それに正直なところ、男性が上の69って、自由度が少なくて、フェラチオがしにくいんですよね。「ひょっとして 、上からイラマチオっぽく女の口に無理やりにペニスを突っ込みたい、Sっぽい人なのかもしれない」と空気を読んでぐっと喉奥までペニスを差し込んでみたものの、そう興奮している素振りはなく、では「もしかして、四つん這いでアナルを責められたい派だけど、恥ずかしくってこの体勢!?」と思い直して、舌先を肛門に伸ばしても「あっ、そこはちょっと」と腰を引かれてしまう。男性が上に跨っているならではのプレイ、みたいなものは特に求められないままでした。
なんとなくその男性とはそれっきり……二回目がなかったのは、男性上位の69とはまったく関係ない理由でしたし、別にそれが嫌だったとかもないんですが、ただ、69の時に上に乗られたなぁ、ってことは未だに覚えています。フェチとか性的嗜好によるこだわりとかではなく、ごくごく当たり前の様子で乗っかってきたことから考えると、彼の中で「69をする時は自分が上」というのが常識だったのだと思います。
さてお次は、今度は友人から聞いてびっくりした話。ある時、男友達の家で飲んでいる最中にふとエロい雰囲気になり、セックスをすることに。軽い愛撫のあとに下着を脱がされ、アソコを触られた、と思いきや、女性器はスルーし、そのまま指先はアナルに。そして、肛門に指を突っ込むと、耳元でこう囁いたらしいのです。「妊娠しろ!妊娠しろっ!」。
そこ、アナルだし、入ってるのは指だし、そもそも恋人同士でもない。どこをとっても間違っているけれど、そのあまりの迫力に突っ込みを入れることもできずに終わったそうですが、あまりの強烈さに受け止めきれず、わたしのところに「どう思う?」と電話が掛かってきたのですが、性癖やフェチなのか、それともホンキでそれで子供が出来ると思っているのか……直接本人に尋ねてみたい気もしましたが、なんとなく機会のないまま、今に至ります。わたしは割と若い頃から変態の方々と交流を持ってきたので、人の性癖に関しては寛容なほうだと思いますが、性癖ではない、無意識や天然の変なセックスもそれはそれでインパクトがあるし、興味があります。「俺のセックスもちょっと変だと思う」なんて自負のある方はぜひ、お話しを聞かせていただけるとありがたいです。
以前、肉体関係のあった二十五歳くらい年上の男性(※現在は六十五歳前後)の発言で、驚いたもののひとつが「今ってみんな、当然のようにフェラチオするよね」というものでした。
曰く、「俺の若い頃は、素人女性ではフェラチオしない子がたくさんいた。『フェラチオをするなんて、ソープ嬢みたいだから嫌』って断られたこともある」らしく、セックスよりもフェラチオを経験したほうが先だったわたし(※現在は三十九歳)としては、「えっ、セックスの時にフェラチオしないなんて信じられない!」と思ったものです。以後、気になって調べてみたところ、フェラチオする/しないの常識には、世代差があるということは、どうやら事実らしいのですが、しかし、現代においても、フェラチオを「出来ればしたくない」という女性が存在することも確かです。
というのも、フェラチオって顎が疲れるし息は苦しいし涎で口周りがベタベタになるし、普段はあまり取らない姿勢を保つのもツラい。洗ってないオチンチンの匂いや味が苦手という女性も少なくないですし、してあげたところで、自分が気持ちよくなれるわけではない上に、「奉仕させられる」という行為にプライドが傷つく、という人もいるようです。個人的には「フェラチオで傷つくプライドって何なの?」と思いますが、それでも、「あー、口で抜いて」とか「しゃぶりたいならしゃぶらせてあげるけど」なんて上から言われると、わたしでも「ムッ」とはします。これってきっと、良くも悪くも、フェラチオは男性への奉仕、サービスっていう考えがあるからこそですよね。
が、場合によっては、フェラチオをしていて「楽しい」と思うことも、もちろんあります。そういう時は、長時間していられるし、たくさん気持ちよくしてあげたいと思って力だって入る――というわけで、今回は女性からよく聞く、「フェラチオ中にされると、女のテンションがあがる振る舞い5つ」をご紹介いたします。
1 声を出す
セックスの時の喘ぎ声を、相手が気持ちよくなっているか否かを測るバロメーターにすることってよくありますよね。手マンやクンニをしても、うんともすんとも言われないようだと「気持ちよくないのかな……」と思って不安になるし、何より遣り甲斐も出ない。女だって同じことで、相手の男性が無言のまま、しかも無表情だったりすると、「あれ、なんかダメ?」と自信を無くしてしまう上に楽しくないので、さっさとフェラチオを切り上げたくなってしまう。「男が声を出すなんて、恥ずかしい」と思っている人もいらっしゃるかと思いますが、男性の普段は見られない姿に「可愛い」とキュンとくるという女性も多いんです。ひとりの世界にずっぽりと入って独り善がりに声をあげまくるのはちょっとアレですが、ある程度の声は上げちゃっていいんですよ。
2 褒める
Mの嗜好を持つ女性ならば「けなされて嬉しい」ということもあるかと思いますが、そうでない女性は断然褒められることが好きです。また、いくらSMの関係にある相手といっても、飴と鞭の塩梅は大切。なので、相手がM女であっても、たまには褒めてあげてもいいのではないでしょうか。「今の舐め方、すごくいい」「あっ、今のところ、すごくキモチイイ」など、褒められつつもうまく誘導されると、女側としては、「ここがいいのね」「じゃあ、もっと責めちゃおう」とやる気が増すものです。なので、むっつり黙ったままではなく、例え、ちょっと下手くそであっても、なるべく前向きな言葉を使って気持ちいいフェラチオをしてもらえるように、導いてくださいませ。
3 「イキそう」という
前述したように、声も出さない褒めもしない、その上、延々にフェラチオを終わらせてくれる気配がないと、「いつまですればいいの?」と不安になるものです。「今日はフェラでイカせて」と頼まれて了承済みであったとしても「ちょっと疲れてきたけど、まだまだ掛かるのかな」と考えてしまいがちです。そういう時に「イキそう」の一言があれば「よし!」と気合も入り直し、「このままイカせよう!」と再びフェラに熱が入るもの。なので、例えイキそうでなくとも、「もうちょっと情熱的にしゃぶって欲しい」という時は、「イキそうかも」と自己申告するのはひとつの手。声を出したり、褒めるのが恥ずかしい、苦手だって人も、それくらいはできますよね。
4 頭を押さえる、腰を動かす
頭を押さえたり腰を動かすのは、諸刃の剣。というのも、喉奥にペニスが突き刺さることになって苦しい思いをさせてしまったり、まるで女性の口を快感を味わうだけのオナホ扱いしている印象を与え兼ねないからです。が、上手くやれば、女性に「気持ちがいい」ということを、情熱的に伝えることが出来ますし、また、言葉よりも一段強く、男性側の衝動が伝わってくるからこそ、女性からすると嬉しく感じたりもします。試してみる場合は、最初はあくまでも軽すぎるほど軽くから、様子を伺いましょう。「堪えようとしても、肉体が勝手に反応してしまう」という素振りが伝われば、「苦しませようとしての悪意があるわけではない」ということがわかって、女性側としても受け入れやすいです。
5 髪や頭を撫でる
髪の毛や頭は、精神的な「キュン」を生み出しやすいパーツです。「大切にされている」「慈しまれている」という感覚を強く与えることが出来るからです。一般的には「頭ポンポン」はセクハラとされていますけれが、フェラチオまでしている関係ならば、そこは心配せずとも頭を撫でて大丈夫です。フェラチオ中に、胸やお尻といった身体をまさぐられるのもいいものですが、髪や頭は男性にとって触って性的に興奮するパーツでないからこそ、女性からすると愛情が感じられて嬉しいんです。
マグロな女性とのセックスがつまらないのと同じで、女性からしても、男マグロだとモチベーションが保てません。フェラチオのされ方、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。
「セックス中、悪気はなくとも、目の前の行為だけに集中できず、頭の中で諸々考えてしまう女性がいる」というような話を以前にしたのですが(→ 『【マジか!】男性にとっては信じられナーイ!? セックス中に女はナニを考えているの?意外と全然別のことを考えていたりして…』)、それに対して、「では、男性はどうすればいいのか」というご相談のメールをいただきました。そこで今回は、一緒に考えていきたいと思います。
そもそも、以前の考察で「女の思考停止のスイッチを押すことのできる男性は『セックスが上手』ということになる」という結論に落ち着いたのですが、「上手なセックス」って難しいですよね。「中指をクロスした状態で膣内に差し込んでGスポットを刺激する」や「乳首とクリトリスとヴァギナの3点責めが効く」だとかのハウツーがまことしやかに囁かれていたりもしますが、正直なところ、こういうピンポイントテクニックって、される側の女性の好みによるとしか言いようがない。
とある女性が気持ちよく感じても、別の女性の場合は、むしろ痛いって場合もあったりするわけで、「最大公約数なテクニックは、多くの女性に快感を与えられる可能性が高い」とは言えるものの、必ずしもではない以上、やはり目の前の女性としっかりと向き合って、その女性がどこをどうされたら気持ちがいいのか、ということを見つけるしかありません。
「そんなことを言われても、どうしたらいいのかわからない……」とお嘆きのあなた。「こうされると気持ちよくなる」ということは女性により様々ですので、なかなか「これ!」と示すのは難しい。が、「セックス中、こうされると気が散る」ということは、意外と共通しています。例えばですが、外で大きい音がするとか、隣に人がいるとか、ペットが足元をうろうろしているとかだと、男女関係なく多くの人々が、気が散りますよね。そういうことです――というわけで、前置きが長くなりましたが今回は、「セックス中、女性が別のことを考えがち(=正気に戻りがち)な男性の行為」を3つご紹介いたします。
1.下着をおざなりに扱う。
男性とベッドインする可能性がある場合、女性の多くは、それなりに気を使った下着を身に着けていくものです。とくに「今夜、初めてエッチしちゃうかも」という時は前々から考えてた末に決めた「コレ!」という勝負下着を身に着けている確率が高い。それは男性に「しょぼい下着を着ているな」と思われて恥ずかしい思いをしたくないからが半分、そして残り半分は「褒めて欲しいから」これにつきます。
が、女性の下着に目がいかない男性が多すぎる。初めてのエッチとなると、興奮でそれどころじゃないというのが本音かもしれませんが、女性からすると「今日の下着、正解だったかな……」とドキドキしているだけに、スルーされては「えっ!」とやや肩透かしな気分に。挙句、おざなりにひょいとそこらに投げ捨てられたりすると、「せっかく選んできたのになぁ」とがっかりすると同時に「あんまりお気に召さない下着だったのかな」「ちょっとガサツな人だなぁ」としょっぱなから雑念が頭の中をぐーるぐる!というわけで、少なくとも、女性がシャワーを浴びた後だというのに、上下お揃いの下着を身に着けていたら、脱がす前に愛でて、一言何か褒める言葉を。女性はそれだけで、ぐっとスムーズにセックスに突入出来るんです。
2.自分勝手な言葉責めをする。
言葉責めをされることが好きだという女性は多くいます。が、「ちょっとそれは違う」という言葉責めがあることも確かです。例えば、いくら「責め」という言葉がついていても、罵倒や蔑みの言葉などは、Mっけのある女性以外は受け入れられませんし、妄想が先走りすぎて、まだセックスがスタートしたばかりなのに「アソコが大洪水」や「今度は、オフィスで犯したい」だとか、いま、ここにある現実とあまりにかけ離れたうわ言を囁かれるのもハタと正気に戻り、「この人、ちょっと……」と考えてしまってセックスだけに没頭できなくなってしまいます。相手の気分を乗せることが目的の言葉責めで、萎えさせてしまっては逆効果。ご注意を!
3.コンドームをつけずに挿入しようとする。
カップルや夫婦で「避妊はしない」「ナマで挿入する」と決めているのならば問題はないですが、相手の同意も取らずにナマで挿入しようとした瞬間に、女性の意識は「あっ、この人、避妊しない人」という考えに持っていかれてしまいます。むしろ「コンドームつける?」と聞くほうが、ワンテンポ入ってしまって気が散るんじゃ…、というご心配は無用です。付けて欲しいにしろ、付けなくてもいいと考えているにしろ「この人、わたしのことを気遣ってくれてるんだ」と好感を持たれることはあっても、「いちいち聞いてきてうるさい」なんて思うことは絶対にありません。もしも、コンドームをつけてもらう気だったのに、ナマで挿入された場合は、性病や妊娠の心配や、無断でナマで入れられてしまったショックが大きすぎて、気持ちよくなるどころではありません。なので、「ともすれば」という姑息なことはやめて、セックスから気をそらすような心配ごとを与えないように、挿入前に一言「ゴムつける?」をお願いいたします。
女性を気持ちするためには、 マイナス要素は極力除外すべし! どれも、誰でも出来る簡単なことばかりだと思うので、ぜひ、試してみてくださいね!
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