自分は大丈夫と過信すると嵌る性病の罠
2008.01.19(09:32)
性病の種類
=性感染症(STD)=
性感染症(せいこういかんせんしょう)は、性行為によって感染する病気をまとめた言い方です。
性病予防法に規定されていた性病よりも、もっと広い意味になります。
代表的なものでクラミジア感染症や性器ヘルペスなどがあって医学的には英語の"Sexually Transmitted Disease"の頭文字を取って、「STD」と呼ばれることもあります。
=最近の性病の傾向=
近年は若い世代に性病の増加傾向がみられることが指摘されています。(日本では感染者は600万人以上)
オーラルセックスでノドへ(から)感染したり、無症状のために気づかないケースが多いこともあげられますし、パートナー数の増加なども考えられます。
また、性病を軽く見ている人も多いかもしれません。
しかし、確実にあなたの身体を蝕み、中には治療をしないでいると不妊症になるケースもあるので油断することはできません。
実際、現代医学では治すこともできないものもあります。
みなさんもご存知のエイズを発症させるHIVウィルスも増え続けています。
他人事ではなくなって来ています。
明日あなたの身の上に降りかかってきます。一度の快楽に溺れて人生を台無し(社会的信用を無くします)にしないよう気を付けて下さい。
性病は感染しても症状に気が付かないことが多い病気。症状がでてもすぐに消えてしまったりするので「気のせいかな」と思いがちです。その為、完全に治って無くても大丈夫かなと間違えてしまい感染が進むことも。
=予防対策=
性感染症を予防するには性的な接触自体を避けることが最も有効な手段ですが、現実的に難しいので 性的接触の際には避妊具を使用することや、特定のパートナー(信頼の出来る)とだけと接触し、不特定多数の相手とは性的接触を持たないことが対策になります。行為の際にパートナーに湿疹や水疱、イボや赤み爛れが無いかもチェックし、異常が見つかった時は接触を避けるべきです。その他にも寝不足や疲労の蓄積で免疫力が低下しないように体調の管理にも注意しましょう。
おかしいなと思ったら検診を受けましょう。早期発見早期治療が一番です。
郵送でチェックしてくれるクリニックもあります。
=それでも病気に掛かった馬鹿なあなたへ=
性病の治療に有効であった抗生物質や抗菌剤が現在では効かなくなってしまうケースが増えています。治療のため投与される薬剤に対して抵抗力を獲得した「薬剤耐性菌」と呼ばれる菌が原因で、従来の治療法では病気が治らなくなってしまっているのです。
特に感染者の多くの女性の場合、自覚症状が少なく不完全な治療により抵抗力を付けてしまう機会の多い、クラミジアや淋病などで薬剤耐性菌が増えています。「病院に行くのは恥ずかしいから個人輸入で薬を買おうかな?」などと考えている人もいるかもしれませんが、性病が治らないばかりか慢性化させてしまったり、薬物の副作用等により多大な危険が伴います。治療の際は必ず
専門の医療機関で受診し
正しい治療を受けましょう。
身近の人で掛かった人はいませんか?必ず一人ぐらいは笑い話で出てくると思います。それほど広がっているのです。上手く完治し笑い話で終わったのでしょうが、掛かった病気が深刻なものだったらどうします?
■エイズ(HIV)
後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のこと。
■梅毒
梅毒(ばいどく)は、スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマ (Treponema Pallidum) によって発生する感染症、性病。
■淋病(淋菌感染症)
淋病(りんびょう)は、淋菌の感染により起こる感染症。
■性器クラミジア
偏性細胞内寄生体という細胞内でしか増殖しない細菌の一種とされている。
■尖形コンジローム
尖圭(せんけい)コンジローマとは、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によって発症する性行為感染症。陰茎・亀頭・陰嚢・肛門・小陰唇・大陰唇・膣内・会陰部・大腿・まれに口唇・口腔内に、乳頭状・鶏冠状の疣贅(ゆうぜい)、俗に言う「イボ」を形成する。良性の病変で悪性化はない。
■性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによって発症する性行為感染症。
■トリコモナス
原虫の1種であるトリコモナスによる感染症。トリコモナスには、膣トリコモナス、腸トリコモナス、口腔トリコモナスがあり、それぞれ感染部位に特異的な性質を持っている。生殖器に感染し病原性を示すのは膣トリコモナスだけ。
■性器カンジダ症
カンジダというカビの一種によっておこる性器の女性特有の感染症。男性が発症することは非常に少ないとされている。もともとこのカンジダという菌は体内にたくさん存在していますが、風邪やストレスで免疫機能が落ちると、体内で増殖して炎症を引き起こす。性行為で感染して発症する場合もある。
■ゲジラミ
毛じらみ(毛虱)という吸血昆虫による性行為感染症である。成虫の大きさは1mm~2mmで肉眼的には、陰毛の毛根にしがみついている時は「シミ」に、陰毛を移動中には「フケ」にしか見えないため、発見には苦労する。成虫は陰毛の毛根にフック状の鈎爪で身体を固定して皮膚から吸血する。卵は陰毛に粘着している。
■軟性下疳(なんせいげかん)
軟性下疳とは、軟性下疳菌の感染により、性器部にコブなどを形成する性病。最近では有効な治療法が確立されて先進国ではあまり見られない病気になっている。
■肝炎
肝炎(かんえん)とは、なんらかの原因で肝臓に炎症が起こり発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状を来たす疾患の総称である。肝炎の原因は様々であり、ウイルス、アルコール、薬物、自己免疫性などがあげられる。
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