ソチ冬季五輪　無料配布のコンドームで金

ソチ選手村無料配布のコンドームは１０万個　選手１人に３４個も必要？

　コンドームの数では金メダル級？　ソチ冬季五輪の３カ所ある選手村で無料配布されるコンドームは計１０万個に及ぶ。

　これは前回の２０１０年バンクーバー五輪と同規模で、冬季五輪としては、史上最多タイの数だ。

　最近の五輪は、ＨＩＶ感染（エイズ）防止の観点から、コンドームが無料配布されるのが恒例となっており、大会ごとに、その数が話題を呼んでいる。２０１２年のロンドン夏季五輪では、実に１５万個のコンドームが配布され、“史上最多記録”を打ち立てた。

　しかし、夏季五輪と冬季五輪では大会の規模が違う。ロンドン五輪には、２０４の国と地域から個人資格での参加を含めて約１万５００人の選手が参加した。つまり、１人当たりのコンドームは１４・３個ということになる。一方、今回のソチ五輪には冬季五輪では史上最多の８７か国・地域から選手約２９００人が参加している。ということは１人当たり約３４．５個。ロンドンの２倍以上ということになる。

　しかも、ロンドン五輪は１７日間だったが、ソチ五輪は１６日間。１人３４個のコンドームを１６日間で消費するとなると、少なくとも１日２回以上という計算だ。１７日間で１０個ならまだ分かる（？）が、いくらタフなアスリートとはいえ、１日２回以上を１６日間となると、少々度が過ぎるのでは…。

　もちろん、五輪に行って性病になってしまっては元も子もない。プーチン大統領も「安全な五輪を保証する」と言っていることだし、予防に万全を期すためにも、数が多いに超したことはないのだが…。

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