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    規格外の巨根を突き付けた強制フェラチオ魔

    2014.11.05(14:03)
    子宮を壊してやろうか規格外の巨根を突き付けた強制フェラチオ魔

     女子大生の高木結衣さん(21)が下宿先のアパートでノートパソコンを開き、映画のDVDを見ていたところ、不意にアパートの玄関ドアが開き、見知らぬ男が侵入してきた。
     「おい、静かにしろ。騒ぐなよ。死にたくないだろ」
     男は結衣さんをベッドに座らせ、部屋の電気を消した。「何をしにきたかわかっとるな」と言いながら、服の中に手を差し入れて胸を揉み、服をまくり上げて乳首をペロペロと吸った。

     男はズボンの内側を片手でまさぐり、野太い男根をたぐり出した。「しごけ」と命令され、そのイチモツに触れた途端、結衣さんは仰天した。それは30センチ以上はゆうにあろうかという、規格外の巨根だった。
     思わず手を引っ込めたところで、男は予想通りというような顔をしてベッドに押し倒し、毛布を顔にかぶせてこんなことを耳元で囁いてきた。
     「下には挿れられたくはないだろう。オレは何人もの女の子宮を壊している。勃起すれば、もっと大きくなる。お前も壊されたくなければ、黙ってオレの言うことを聞くんだ」

     結衣さんは震え上がり、男の命令に従ってディープキスをしながらの手コキに応じた。男は口腔内を舐め回し、喉奥に濃厚な唾液を流し込んできた。
     さらに床に座らされ、フェラチオを強要された。容赦のない極太のストロークが立て続けに口腔内へと繰り込まれてきた。
     「んぐっ、ムムム…」
     結衣さんは自分でもはしたないと感じるほど、鼻腔をいっぱいに膨らませた。そうしないと息が続かず、窒息しそうになるのだ。

     「うう…出る、出る、全部呑み込むんだぞ!」
     男は怒張を自ら握りしめると、彼女の唇の中を力強く貫き通した。
     「おおーっ、んぐうう…」
     男は歯を食いしばりながら、欲情の熱汁を一気に解き放つ。結衣さんはそのあまりの量に圧倒され、「飲めません…」と哀願した。
     ポロポロと涙をこぼし、唇の端から白濁液を滴り落とす姿を見て、「しょうがねえなァ、口をゆすいで来い」と言って、洗面所へ行くことを許可した。

     結衣さんは一気に吐き出そうとしたが、ふとそこで思いとどまった。この男の精液は犯行を裏付ける証拠になるのではないか。警察がDNA鑑定から犯人を割り出すことは知っていた。結衣さんは一部を容器に残し、残りを吐き出した。
     「いいか、警察に言ったらまた来るからな。このカギ付きキーホルダーはもらっておくぞ。これでいつでも侵入できるんだからな!」
     結衣さんは犯行後、しばらく茫然としていた。しかし、勇気を振るって110番通報した。犯人が残した決定的な証拠があったからだ。

     逃げた男はサラリーマンの長峰康雄(28)。妻子持ちで、両親とも同居しており、「善き息子であり、善き夫であり、善き父親であり、善き社員」という一貫した評価を持つ男だった。
     長峰は逮捕後、「それは自分が演じていた偶像にすぎない。本当の自分は浅ましくて、醜い欲望を抱き、低レベルな人間。それを周囲に気付かれるのが怖かった」などと供述しているが、その言葉通りの男だった。

     長峰は高校時代まで野球部員として過ごした。甲子園にも出場したことがある父親に憧れ、自分も主力選手として活躍したが、夢はかなわなかった。
     高校卒業後は警備会社に内定。ところが、入社直前に交通事故を起こしてしまい、就職できなくなってしまった。それでしばらく職を転々としたが、見かねた父親が友人の経営する会社を斡旋。そこの社員として働くことになったが、仕事が好きになれなかった。転職も考えたが、それでは父親の顔を潰してしまう。すでに結婚していた妻にも反対され、二世帯住宅のローンも組んでいたことから、長峰は逃げるに逃げられなくなった。

     そのストレスから、長峰は通りすがりの女性の体を触るという痴漢行為を始めるようになった。だが次第に物足りなくなり、自分の言うことを聞かせるため、カッターナイフを使ったところあっさりとフェラチオさせることに成功し、興奮を覚えた。
     「お願い、中には挿れないで。レイプだけは止めて。他なら何でもするから…」
     長峰は自分の剛棒が凶器になることを知った。イチモツを握らせ、「下には挿れられたくないだろう」と脅すと、9割以上の女がフェラチオすることに同意したからだ。会ったばかりの女が自分にひざまずき、フェラチオするという快感。最初の頃は長峰も捜査の手が伸びるのを警戒していたが、何も起こらないことから、7年間も同種の犯行を繰り返すようになった。

     直接の逮捕容疑となった事件当日、長峰は車を流していて、一人で歩いているOLの佐橋優菜さん(27)を見つけた。
     「おっ、いい女じゃん」
     長峰は近くに車を止め、優菜さんを尾行した。ちょうど工事現場の囲いに差し掛かったところで、後ろから首を絞めつけ「黙れ、静かにしろ!」と脅しつけた。
     突然のことで震え上がった優菜さんは、長峰に命じられるがままに工事現場の囲いの中に連れ込まれた。長峰はカッターナイフを突きつけながら、「そこに座れ。ちゃんとフェラチオしてイカせたら許してやる。言うことを聞かなかったら、このまま山にさらってレイプするぞ!」と言いながら、己の剛棒を見せつけた。

     「ヒィーッ!!」
     優菜さんも他の被害者たちと同じように絶句した。長峰は優菜さんの唇をこじ開けて肉柱を突っ込み、腰をグラインドさせた。
     「ンッ…、んぶ」
     長峰の漏らす粘っこい液が舌の上に垂れてくる。唾液で濡れそぼった剛棒はヌラヌラと黒光りし、異様な逞しさを帯びている。
     「うまいじゃないか。けっこう遊んでるだろう。可愛い口と舌で、オレをイカせろ。そしたら許してやるよ」
     長峰はいつものように最後はイラマチオし、優菜さんの頭をつかんで腰を前後させ、「イクぞ、イクぞ、ちゃんと呑み込めよ」と言いながら、口内に大量のスペルマを放出した。優菜さんは涙を浮かべながら、それを呑み干した。

     「警察には言うなよ!」
     いつもの脅し文句をかまして長峰は立ち去ったが、その日は思いも寄らない“続き”が待っていた。何と長峰が止めた車が警察の巡回パトロールに引っかかり、駐車違反の切符を切られそうになったのだ。
     「ちょっと待って下さい、すぐどかせますので…」
     「車の持ち主か。一応、連絡先を聞いておこうか」

     長峰は何とかその場を逃げ延びたが、その直後に優菜さんから「わいせつ被害に遭った」という通報が入った。現場は長峰の車があった場所の目と鼻の先。優菜さんが話す犯人の特徴や服装も長峰と一致していた。警察はあらためて長峰を呼び出し、事情を聴いた。
     「それは何かの間違いです。自分はやってない…」

     だが、DNA鑑定で犯人の精液と一致すると、もはや言い逃れはできなくなった。家宅捜索で高木結衣さんから奪ったカギ付きキーホルダーが見つかると、観念して余罪も自供。数え切れないほどの事件を起こしていたことを白状した。
     「自分は長く犯行を続けていたが、レイプに及んだことは一度もない。被害者にペニスを見せつけ、『下には挿れられたくないだろう』と言うと、たいていは言うことを聞いてくれました。自分はその行為が大好きでした。相手の同意を得ないまま、フェラチオしてもらうという行為に異常なほど興奮を感じていました」

     長峰は懲役5年6月を言い渡された。会社はクビになったが、妻子には見捨てられなかった。出所後は街を徘徊しないため、漁師になって遠洋漁業に出るというが、それで本当に犯罪が抑止できるのだろうか。

    侵入経路を探り女性を物色 前科持ちレイプ犯が始めた裏便利屋稼業

     田上健一(37)は妻子もいる男だったが、9年前に女性宅に侵入し、強姦するという事件を起こし、懲役2年6月を言い渡された。
     それでも離婚しなかった妻の支えもあって、出所後は知人のツテをたどってビル管理会社に就職したが、5年前にも民家に侵入し、2階で寝ていた女性を襲おうとして家人に気付かれ、取り押さえられるという事件を起こし、再び懲役1年6月の実刑判決を受けた。
     2度の刑務所暮らしから社会復帰をした時、田上を雇ってくれる企業はどこにもなかった。その時になって田上は事件を起こしたことを心から後悔したが、妻子のために何でもいいから働こうと思った。

     そこで思いついたのが便利屋だった。〈草むしり、お墓の掃除、引っ越しの手伝い、遺品整理…何でもやります!〉と書いた紙を駅前で撒き、電話がかかってくるのを待った。すると、わずかずつだが、依頼が来るようになった。
     その中で意外に需要が多かったのは、引越し後のゴミの片付けの依頼だった。「新居には持っていけないので、その場で処分して欲しい」という不用品の撤去及び運搬である。
     本来、こういった事業をするためには市町村の許可が必要だが、田上がネットで調べたところ、無許可で手がけているところはゴマンとあった。
     いずれも低価格で引き受け、金になるものはリサイクルショップなどに売り飛ばし、故障した電化製品などは「部品取り用」として業者に流す。金にならないものはバラバラに解体して不燃ゴミにすれば、処分費用もかからない。うまくやれば、1回10万円以上になる美味しい商売だった。
     田上は自分でHPを立ち上げ、「業界1位!」「激安料金!」「プロ意識を持ったスタッフの安心対応を徹底!」などと宣伝し、客と撮ったツーショット写真をアップするなどして、さらに信用を勝ち取った。

     こうして田上の事業は軌道に乗ったが、その作業中に見かけたのが被害者の一人である林聖奈さん(18)だった。田上の仕事はその隣家の片付けだったが、玄関口で交際相手とみられる若い男と話し込む聖奈さんを見て、「可愛いな」と思った。さらに聖奈さんが家の離れのアルミドアを開けて入っていくのを見た。
     「ほう、あそこからも家に入れるのか…」

     ある日、田上は仕事が終わって酒を飲んでいる時、そのことを思い出した。
     「あのお姉ちゃん、今頃ベッドの中かなぁ…」
     思い付いたら行動しなければ気が済まない田上は、聖奈さんの家に向かって車を走らせた。そして、同じように離れのアルミドアに手をかけてみると、予想通りカギは無施錠だった。
     田上は聖奈さんの部屋を探して2階に上がった。すると、そこにはパジャマ姿で眠っている彼女がいた。
     ベッドに近付くと、柔肌から若い女の体臭がプーンと立ち上った。黒髪の甘い匂いもたまらなかった。田上の淫欲はムラムラと膨れ上がり、あれほど後悔した再犯への自制心もあっさり突き崩れてしまった。

     田上は手慣れた手口で聖奈さんの目と口にガムテープを貼り付け、「静かにしろ!」と脅した。下着の中に手を入れ、小陰唇をなぞり上げて粘膜をこねくり回しながら、パンティーを脱がした。
     「いくぞ!」
     ズブリと肉棒を差し込むまで約10秒。聖奈さんは何が起きたのかもわからず、「いやっ、何これ、ちょっと、やめて…」とくもぐった声で叫んだ。
     「いつも彼氏とこの部屋でヤッてんだろ。何も知らないフリはなしにしようぜ」
     田上は高速でピストン運動を繰り返し、シンと静まった部屋にヌチャッ、ヌチャッと卑猥な音が響いた。

     観念した聖奈さんは敏感に反応し、それを受け入れた。肉棒を出し挿れされるたび、内側からねっとりとした分泌液が噴き出し、結合部は洪水状態になった。
     「あんっ、あああん…」
     「おっと、忘れてた。コンドームを着けるんだった」
     遅きに失した感もあったが、田上は自分の犯行を隠すため、射精直前にコンドームを着用し、聖奈さんの体内で欲望にのたうつ白濁液を爆発させた。若い女の肉体を完全に牛耳った田上は、犯行を終えると嬉々として帰っていった。

     こうして一度よみがえったレイプの性癖は、簡単に歯止めがかからなかった。同様にマンションの引っ越し後の片付けをした際、隣のマンションのベランダに屋上から飛び移れることを知った田上は、そこの住民の一人である田原敬子さん(25)に目を付けた。
     犯行当日、田上はベランダから敬子さんの部屋に侵入。何も知らない敬子さんは買い物袋を持って帰宅したが、電気をつけた途端、田上が物陰から飛び出してきて、「騒ぐな。ポケットに何が入っているかわかるやろう」と脅され、恐怖のあまり失禁してしまった。
     「何だ、お前。いい齢してお漏らしか。これはお仕置きをしてやらなければならないなァ…」
     田上は座り込んでいる敬子さんに「口を開けろ」と命令。敬子さんのアゴをつかみ、舌先で上下の歯の間に隙間を作ると、そこへ一気に舌を押し込み、強引にこじ開けた。

     「ウウーン…」
     敬子さんの鼻先から吐息が漏れた。田上は敬子さんの口腔内を舌で存分に味わい尽くしながら、きつく隆起をしめつけるブラジャーの中に手をこじ入れ、溶けるように柔らかい乳房をすっぽりと包み込んだ。そして、裾野から頂きへと、まさに根こそぎ揉みしだく。
     「ンム…ンムムッ」
     敬子さんは舌を吸われながら激しく呻いた。上気した顔がいっそう赤みを増し、乱れ髪が額に垂れかかる。

     田上はカチャカチャとベルトを外し、下半身をモロ出しにした。
     「しごけ、やり方はわかってるよな?」
     敬子さんはシュッ、シュッと目の前にあるグロテスクな太竿をしごいた。
     もちろんそれだけでは終わらない。「仰向けになってしゃぶれ!」と言われ、顔の上に跨った男のイチモツを喉の奥底へと押し込まれた。

     失禁したズボンをパンティーごと脱がされ、「上に乗れ」と命じられ、その猛り狂ったイチモツを垂直にズドーンと埋め込まれた。
     「どうだ、オマ○コいいって言ってみろよ」
     「あんッ、アアア…」
     敬子さんは屈辱の涙でグシャグシャになった。田上はキュッキュッと締めつける敬子さんの蜜壺の感触を味わい、イク寸前に腰の上からどかして射精したが、自分の精液が付着しているかどうか不安だったので、「風呂場へ行って膣の中を洗ってこい」と命じた。敬子さんは言うことを聞いたが、「もう一度だ。洗わないと殺すぞ。その間にオレは逃げるからな!」と言い残し、またベランダから出て行った。

     その後、警察の捜査で敬子さんの膣内から田上の精液が発見され、ベランダの柵からは指紋や掌紋、飛び移った別のマンションの屋上からは足跡が発見され、田上は敬子さんに対する強姦容疑などで逮捕された。

     その後、林聖奈さんに対する強姦容疑でも再逮捕されたが、田上が立件されたのは2件だけだった。他にも余罪を自供したが、他の被害者たちは申告さえしていなかったからだ。
     「被害者には誠に申し訳ないと思っている。二度と被害者が住む地域には立ち入らない。事業所も別の場所に移転させる。嫁やスタッフが生活のために頑張っているので、それだけはご容赦いただきたい」

     田上は便利屋で稼いだ計250万円を被害者への賠償金として用意した。その金で示談にも成功したが、無許可営業はこの期に及んでもお咎めなしだ。行政は無法者に対して、あまりにも寛容すぎやしないだろうか。

    キャリアOLを昏睡レイプ変態コンサルタントが目論んだ凌辱セミナー

     原栄子(30)は上昇志向の強いキャリアウーマン。自分をスキルアップさせるためのヒントを探していたところ、金沢竜太郎(47)が運営する瞑想セミナーのHPに行き着いた。
     〈人間は5%が表面意識。残りの95%が潜在意識。その95%を引き出すことで、本当に充実した人生を送ることができるのです〉
     HPで紹介されている金沢の経歴がまた凄い。大学卒業後、保険会社などを経て、経営コンサルタントとして独立。自治体などに招かれて人材開発を担い、誰もが名前を聞いたことがある上場企業で150社以上、医療機関では100施設以上、中小企業なら年間50社以上も手掛けているという実績を持っていた。
     そんな男が「週末は1年間無料で瞑想体験セミナーを行っています」と宣伝していた。栄子はさっそく金沢とコンタクトを取り、セミナーに参加することにした。金沢の研究所は自宅兼マンション内にあった。

     「僕はね、幼少期から体が弱かったんですよ。重度のアレルギーを持っていたので、物事に集中できず、大学を卒業するまでは入退院の繰り返しでしたよ」
     金沢によれば、20~30代の頃はバリバリ仕事をしていたが、内面はボロボロ。自己開発セミナーやセラピー、カウンセリング、心理療法などを受けまくっていたが、それがさらに悪化し、結局、田舎に帰ることになったという。
     その後、ヨガの瞑想を独学し、41歳の時、ヨガ行者が一生修行してもできない「クンダリーニの覚醒」という体験を得たと説明。実はこれは凶悪犯罪を引き起こした宗教団体の教祖の受け売りだ。「クンダリーニ」とは尾てい骨に眠る霊的なエネルギーのことらしい。
     〈上昇のエネルギー(クンダリーニ)が完全に頭頂を突き抜けたとき、エネルギーと知性は一体化する。エネルギーと知性が合一した瞬間、その人はスーパーマンになるんだね〉(教祖のインタビュー記事より)
     教団が起こした事件の詳細など全く知らない世代の栄子は、金沢の話に引き込まれていく。金沢の指示で座禅を組み、目をつぶって15分ほどの瞑想を行い、5分ほどの休憩を取る。これを何度も繰り返すことが土台になると聞き、「これならやれそうだ」と思って週末ごとに金沢の自宅に通うようになった。

     「今度は夜通しでやってみないか?」
     そんな風に誘われたのはセミナーに参加して3週間後のことだった。
     事件当日、栄子は仕事が終わってから金沢の家に行き、ジャージ姿で瞑想を始めた。金沢は別の部屋にいて、時々様子を見に来た。
     「じゃあ、ここらで一息入れようか。コーヒーでも飲まないか?」
     栄子は出されたコーヒーに口をつけたが、何とも渋くて苦くて変な味がした。
     「次は太陽の光を見るまで続けてみようか。横になって瞑想してもいいから」

     言われた通りにすると、栄子はうつらうつらとして寝てしまった。だが、次に気付いた時には体がフラフラして歩くこともできず、ベッドで全裸となり、寝かされている状態だったのだ。
     「ヒィーッ!!」
     その横には金沢がいて同じく全裸となり、栄子の陰部に手を伸ばし、ヴァギナを広げたり、膣内に指を出し挿れしていた。
     「こ、これは…、どういうことなんですか?」
     「これが究極の瞑想ってもんなんだよ」
     さらに金沢は自分のペニスを栄子の前に突き出し、「触ってごらん。ここから霊的エネルギーが出ているから」などと言ってきた。
     この状況はどう考えてもおかしい。栄子はさっき飲んだコーヒーのことを思い出した。何か薬物が入っていたに違いない。

     栄子はフラつきながら、トイレに逃れ、友人に〈助けて〉とメールした。何とかしてここから脱出する方法を考えたが、自分の下着さえ見つからない。オロオロしていると、「何してるの?」と言いながら、金沢がやって来た。
     「私の下着がないんです」
     「それならベッドの部屋にあるじゃないか」
     そこにはジャージと下着が一緒になった状態で脱ぎ捨てられていた。こんな脱ぎ方をするわけがない。きっと脱がされたんだわ…。
     栄子は隙を見て何とか外に出ることに成功したが、マンションのエレベーター前で「とにかくヤバイんです!」と恋人の男性に電話しているところでまた記憶が途切れた。

     次に記憶が戻った時、また金沢の家の中にいた。
     「おい、何であんなこと言ったんや?」
     またもベッドに押し倒され、体をまさぐられながら尋問された。体を硬くする栄子に覆いかぶさり、「大丈夫だから」と言いながら、金沢は服を脱がせていく。
     「やめて下さい…」
     「さっきの続きをするだけじゃねえか」
     金沢は栄子のズボンを下ろし、パンティーの中に指を侵入させた。花弁の肉層をいたぶっていた指先がズブリと粘膜の内側をえぐった時、栄子は「ウグッ…」と言って、またも昏睡状態に陥り、意識を失った。

     一方、金沢はあらためて栄子のふくよかな乳房やピンク色の乳首、ビーナスのような曲線美を眺め、夢中で写メを撮った。体中の匂いを嗅ぎ、気が済むまで正面から乳房を揉んだ。
     ヴァギナに指を挿れ、Gスポットを探し当て、潮を吹かせようとしたが、それは栄子がうめき声を上げたので失敗した。さらに栄子と交わろうとコンドームを着け、正常位で挿入しようとしたが、うつろな栄子に「訴える、訴えるから…」と言われ、諦めた。金沢は栄子に服を着せ、再び目覚めるまで待った。
     「私、さっきまで裸でしたよね。先生も裸だった…」
     「僕も男だからね。でも、挿れてはいないよ」

     栄子が自分の携帯を見ると、知人からの着信が殺到していた。その中には警察からのものもあった。とりあえず、自宅に電話をかけると、父親に「どこにいるんだ?」と尋ねられた。
     「昨夜、お前の友人の女性から110番通報があったと言って、警察の方がみえた。無事な姿を確認するまで帰れないと言っている。今、代わるからな」
     その会話を横で聞いていた金沢は「セミナーに行っていたことは言わない方がいい」「自分で帰るから大丈夫だと言え」などとアドバイスし、意識が混濁していた栄子はその指示に従った。さらに金沢は栄子にシャワーを浴びるように言ったが、それは拒否された。

     「警察の尿検査には応じない方がいい。酔い潰れて帰れなかったことにしろ」
     だが、体調不良の栄子は自転車に乗って帰ることすらできず、タクシーを呼んで帰ることになり、その道中で恋人に電話した。
     「何があったんだ?」
     「何も話せないんです」
     「どうしてなんだ?」
     「そこへ行ったことは内緒にしろと言われたので…」
     「その人とオレのどっちが大切なんだ?」
     そこでハッとした栄子は、裸にされたことや尿検査を受けない方がいいと言われたことなどを話した。
     「それは犯罪だぞ。正直に警察に話した方がいい」

     栄子は自宅に戻ると、待ち構えていた警察官に事情聴取され、被害の全貌を話した。警察は準強姦致傷事件とみて捜査に着手。まもなく金沢を逮捕した。
     「彼女を裸にして体を触ったのは事実だが、セックスまではしていない。それにこれは合意の上だった」

     警察の捜査で金沢の経歴が全くの虚偽であり、受講生を集めるための方便だったことが明らかになった。自己実現、自己啓発、自己開発…。こうした曖昧なものを食い物にして、己の欲望を満たす不届き者はいつの時代も後を絶たないのだ。


    連続レイプ魔の凶悪ぶり続々

     今年6月、勾留質問を新潟地裁で受けている最中に逃走し、ものの5分で捕らえられた男を記憶している方も多いだろう。
     逃げ出した新発田市に住む喜納尚吾容疑者(31)はこの日、昨年8月に30代の女性を車に引きずり込んで強姦した疑いと、同じ手口で10代の女性をレイプした容疑、さらに12月には20代の女性を車に監禁して乱暴しようとした疑いの3件について、事情を聴かれる予定だった。

     ところがその後、喜納容疑者がさらに凶悪な犯罪に関わっていることが判明、7月31に再逮捕された。
     「昨年11月22日深夜、同市のパート従業員、徳永希さん(22)が突如姿を消し、今年4月上旬に同市真野原の藪の中で白骨化した姿で発見されました。その現場に残されていた遺留物と喜納被告のDNA型が一致。これにより喜納容疑者は、8月1日に新潟地検に送検されたのです」(社会部記者)

     しかも、喜納容疑者にはさらなる疑いが浮上している。
     「今年4月3日、同市本間新田の用水路で、1月から行方不明になっていた20歳代の女性会社員の遺体が一部白骨化した状態で見つかった。女性の軽乗用車は用水路近くに放置されていたが、この車に残されていた体液が喜納被告のものと一致している。また昨年9月、同市内のアパートの駐車場が火事になり、車4台が炎上し、そのうちの1台から20歳代の女性の遺体が発見されているのですが、この車からも喜納被告のDNA型と一致する遺留物が見つかっているのです」(捜査関係者)

     沖縄県西表島出身の喜納被告は、中学高校では野球少年で投手として活躍、有望視されていたという。レイプ魔と化した男の背景に何があったのか。事件の行きさつとともに、全容解明が待たれる。

    獲物を覗きで事前調査 百発百中で仕留めた連続強姦スナイパー

     女子大生の赤石紗枝さん(21)は朝方に布団の重みを感じた。するとそこには馬乗りになった男がいて、「動くな!」と脅された。
     寝ぼけ眼のまま、男に体をひっくり返されてうつ伏せにさせられ、首筋に冷たい刃物のようなものを当てられて、「刺すぞ!」と言われて一気に目が覚めた。
     男は紗枝さんの頭を押さえつけ、「噛め!」と言ってタオルで口を塞いだ。両手を後ろに回され、ビニールひもで縛られた。

     「レイプされる…」
     男は紗枝さんに覆いかぶさり、タバコ臭い息を吐いた。紗枝さんは必死で抵抗し、口からタオルが外れたので、ベランダに向かって「助けてー!」と叫んだ。
     「黙れ、静かにしろ!」
     男は紗枝さんの服を脱がせようとして揉み合いになり、ベッドから一緒に転げ落ちた瞬間、紗枝さんは凶器のハサミを奪い、それを頑として手放さなかった。
     「もうええわ、お前、風呂場に行ってくれ。オレ、その間に逃げるから…」

     まもなく男が出ていく足音が聞こえ、紗枝さんは恐る恐る玄関まで行って鍵をかけた。しばらくすると2人組の男性が訪ねてきて、「女性の悲鳴が聞こえたという通報を受けた」と言われ、警察だとわかった。紗枝さんは警察の手配で病院へ行き、首のねんざなどで全治一週間と診断された。
     この時はまだ、紗枝さんが以前から犯人にマークされており、一週間前にも風呂上がりのヌード姿を見られていたという事実に気付いていなかった。

     犯人の手塚雅臣(40)はストーカー癖と覗き癖があり、ターゲットのことを徹底的に調べた上で強姦するという習性があった。
     大学時代までサッカーでならしたスポーツマンだったが、学費滞納で大学を中退すると、24歳で携帯電話会社に就職した。そこで知り合った妻と26歳で結婚し、妻の実家で暮らすようになり、一児をもうけた。
     ところが30歳の時、独断で会社を辞めたことから妻と対立し、ついには離婚することになった。
     自分の実家に戻ったが、そこにはアル中で暴力癖のある父親がいて、晩年は肝臓ガンで入退院を繰り返すなど、そのことでも神経をすり減らした。

     手塚はイライラして覗きを始めた。気に入った女性を見つけると、尾行して自宅を突き止める。その後、何度も訪問して、玄関ドアが無施錠になる機会をひたすら待つのだ。
     それだけでなく、路上でペニスを見せつけるようになった。悲鳴を上げる女性を見て興奮し、一度はレイプしてみようと計画。33歳の時、手塚はかねてから狙っていた女性宅に侵入し、「静かにしろ!」と刃物を突きつけて脅したところ、あっさりと強姦に成功した。
     だが、それは手塚が想像していたものと違って、罪悪感だけが残った。「もうこんなことはやめよう」と反省したが、覗きと露出だけは止められなかった。

     その翌年、手塚はエレベーター内でペニスを見せつけたという公然わいせつ罪で検挙された。略式起訴され、罰金25万円を支払い、「これで犯行から足を洗おう」と決意し、実家から遠く離れた場所へ行き、派遣社員として働き始めた。
     そこで同僚になった女性と知り合い、結婚の約束まですることになった。2人は同棲を始め、同じ職場で働いた。だが、契約が切れてお互いに実家に戻ると、疎遠になった。手塚は安定した仕事を見つけて、早く彼女を迎えに行こうとしたが、本の棚卸しのアルバイトしか見つからず、結局は別れてしまった。
     その直後に父親も亡くなった。どういうわけか父親が亡くなってから、それまで押さえつけられていたものがなくなり、また性犯罪に走るようになった。

     それで最初に目をつけたのが冒頭の赤石紗枝さんだった。事件当日も無施錠だった玄関ドアを開いて、夜遅くまで机に向かっている彼女の姿を確認していた。
     寝るまで待とうと近くの駐車場で待機していた時、以前レイプが成功した時のことを思い出し、近くの資材置き場でハサミ、タオル、ビニールひも、ガムテープを調達した。
     部屋の電気が消えてからもしばらくは入らず、朝方まで待って侵入した。結果的にレイプは失敗したが、この時の経験で何かが吹っ切れた手塚は次々と女性を襲うようになった。

     OLの林裕美さん(25)は寝ていたところを手塚に襲われ、カッターナイフを突き付けられて「騒ぐな、刺すぞ!」と脅された。
     裕美さんの口をガムテープで塞ぎ、ビニールひもで手足を緊縛。服を脱がせて乳房に吸いつき、ヴァギナに指を挿れたり出したりしている様子を携帯のカメラで撮影した。今度はレイプにも成功し、たっぷりと膣内に射精した。裕美さんのハンドバッグに入っていた勤務先の名刺を見て、「警察に言ったら、ここに写真を送りつけるからな!」と言い捨て、現金2万円を奪って去って行った。

     別のOLの中川玲香さん(23)も同様の手口で被害に遭った。カッターナイフを突き付けられ、口をガムテープで塞がれ、両手をビニールひもで緊縛された。
     玲香さんもヴァギナに指を挿れたり出したりしている様子を携帯で撮影されたが、手塚がレイプしようとしたので、「それだけはやめて…」と懇願。代わりにフェラチオすることで納得してもらい、手塚は2度も口内射精した。
     「警察に言ったら、お前が精液を呑んでいるシーンの写真をバラまくからな!」

     こんな犯行を繰り返しながらも、手塚の犯行は決して場当たり的ではなく、何度も覗きに行ったことがある相手ばかりだった。
     1人目に失敗したら、迷わず2人目のターゲットの家を狙い、玄関ドアが無施錠かどうかを確認する。それでもダメなら3人目。うまくいかないと、翌日も必ず犯行に出かけた。
     警察は近隣で同一の手口による犯行が十数件起きていることを確認。防犯カメラに映った手塚の顔や身体的特徴を頭に叩き込み、地道な捜査を続けていた。

     逮捕前日、手塚は女子大生の大沢明美さん(22)の自宅に侵入し、いつものように刃物を突きつけて脅した。明美さんをうつ伏せにして、両手をビニールひもで縛り、身動きが取れなくなったところで執拗にディープキスを繰り返した。
     明美さんの衣服を脱がして乳房を吸いまくり、ヴァギナに指を挿れてその様子を撮影。「くわえろ!」と命じて、フェラチオしているところも撮影した。そして、四つん這いになった明美さんをバックから強姦。最後は膣内射精した。
     「身分証は見たからな。警察には言うなよ!」

     だが、年貢の納め時はあまりにもあっけなかった。手塚は翌日も深夜に徘徊。その時に警戒中の警察官に呼び止められ、職務質問を受けた。手塚はトボけようとしたが、その人相や風体などから、警察は一連のレイプ事件の犯人としてマークしていた男と確信。その場で任意同行を求められ、その時に手塚が持っていたバッグの中身を調べられ、レイプ道具が見つかったことから、もはや言い逃れができないところまで追い込まれた。

     口腔内細胞を採取され、膣内射精された被害者たちに残っていた精液のDNAと一致。その後、次々と余罪が特定され、手塚は自分がレイプに及ぶことになった経緯を話した。
     「父親の死去、彼女との別れ、誰にも相談できず引きこもりになって、ストレスが溜まった。自分がだらしないのが恥ずかしく、友達とも縁を切ってしまい、孤独になってしまった。そんな不安から逃れるため、レイプを重ねていた…」

     結局、手塚は10人の女性に対する強姦致傷罪などで起訴され、求刑通り無期懲役を言い渡された。
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