動画配信ライブチャットモロ出し画像
2014.11.05(14:14)
今、ネットで無修整のセックス画像を見るにはどうしたらいいか。国内の動画配信サイトはどこも規制が厳しく、局部を露出するなど完全にNG状態だ。
ところが、アメリカに本社を置くFC2が運営する動画配信サイトでは、日本では違法とされるようなモロ出し画像が垂れ流し状態なのだ。しかも日本人社長による日本語対応の海外サイトなので、国内では圧倒的な人気なのである。
これにいち早く目をつけたのが大林寛光(35)と浜崎嘉孝(46)だった。大林は元ホスト。6年前に淫行で罰金刑を受けたこともあった。浜崎も15年前、無修整AVのコピー商品を違法販売し、著作権法違反やわいせつ物等頒布などの罪に問われ、有罪判決を受けたことがある男だった。
そんな2人はFC2のライブチャットで、視聴者同士として知り合った。お互いの経歴などを話すうちに意気投合。「出会い系アプリで女を引っかけて、ライブでセックス画像を流す商売をしないか」ということで話がまとまった。
「それは面白そうっスね。女を引っ掛けることなら任して下さいよ」
「オレは撮影場所として全国のウィークリーマンションを借りてやるよ。この商売が儲かることはわかっている。存分にやればいい」
浜崎はバブル華やかりし頃、レンタルビデオショップを立ち上げ、当時のAVの美少女&淫乱ブームの時流に乗り、巨万の富を築き上げた。その金を元手に始めた広告代理店もヒット。今では複数の会社を経営する実業家になっていた。
「金の事なら心配するな。高画質で配信できるウェブカメラやパソコンも用意してやる。儲けは経費を除いて折半することにしよう」
大林は浜崎というスポンサーを得て、次々と女を引っ掛けた。ワリキリを求める水準以上の美人に対し、「1回3万円とかで、チマチマやってても仕方ない。1回で10万円になる方法がある。海外サーバーを使うから、絶対に身許はバレない。有料サイトだから、一般にも出回らない。協力してくれないか?」などと持ちかけ、全国各地に設けた“スタジオ”で、セックス画像を生中継で配信するようになった。
「へへへ。今日はやけに粘膜がキュッキュッしてるじゃないか。視聴者の皆さんにもよくお見せしろ!」
「ああン、恥ずかしい…」
「出すぞ、口の中に出してやるから視聴者の皆さんのためにグッと飲み込めよ」
大林が射精すると、女はグロテスクな肉棒にしゃぶりつく。もしくは愛液が滴り落ちるヴァギナをアップで映し出す。それは当然、無修整画像である。
大林はアッと言う間にネットの有名人となり、大林がツイッターで配信予告すると、わんさと客が集まってくるようになった。
〈18歳Fカップとのえっち配信しちゃいます〉
〈絶対的黒髪少女とのエロすぎるセックスです〉
〈本日サービスDAY。エロ娘のオナニーを格安で生配信。これは抜けるww〉
大林がスカウトしてくる女が美人ばかりなので、客の目はくぎ付けになった。特に人気のある女は「大林ファミリー」と呼ばれ、コスプレするなどの新趣向を凝らして何度も出演した。
FC2ライブでは、配信者が視聴料無料か課金かを選択できる。動画の冒頭は無料でエッチな内容のインタビューが展開され、さらに女の裸やセックスを見たいユーザーは「課金」を選択して視聴を継続する。
ユーザーは1分50円ほどをポイントで支払う。このポイントは日本全国のコンビニで買うことができるし、インターネットバンキングで購入することも可能だ。客が支払ったポイントはFC2側が3割、残りが配信者の取り分となる。
例えば、30分ほどの番組を200人の視聴者が見ていれば、売り上げは30万円となるから、FC2側が9万円、配信者側が21万円となる。これに一定の手数料を支払って現金化し、女と売上を折半しても、手元には10万円弱が残る。それが大林と浜崎の取り分だ。大林はこんな手法で150人余りの女を出演させ、約2年間で1億円を稼いだ。
だが、大林のケチの付き始めは商売を始めて1年ほど経った頃、ネットの掲示板で知り合った高2少女に対し、「オレとリアルタイムでセックスして、ライブとして配信させてくれれば5万円ぐらいあげるよ」と誘い、自宅まで呼んだものの、あまりにも幼く見える風貌を見て、「これはヤバイ。流せないな…」と判断し、「とりあえず練習としてセックスしようか」と言いながら、カメラを回してセックスし、2万円を支払ったという事案だった。もちろん、それ以降は接触もしていない。当時は、これがビジネス崩壊の致命傷になるとは思いもしなかった。
一方、大林はのちに人気No.1となる超美人の女子高生とも知り合った。「FC2でオナニーするバイトをしないか?」と誘い、18歳になるのを待ってセックスするようになった。
少女の人気は爆発し、あまりにも客が増えたので、少女の地元でマンスリーマンションを借りることになり、オナニー中継の単独配信も許可した。もちろん、その配信料は大林たちに入る仕組みだったが、大林はキャバクラ店長のような立場で出演する女たちを管理していた。さらには同棲中の交際相手にも手伝わせて、出演者たちへの給与明細も作らせていた。
そして、問題の日がやってきた。大林は人気No.1の少女と絡むため、〈生ハメ潮吹き○○ちゃん〉と題するセックスライブの開催を予告。たちまち160人もの視聴者が集まってきたが、その中に警察のサイバーパトロール隊員がいた。
公然わいせつの証拠品として録画していたところ、無料画像が途中で有料に切り替わり、少女と大林とのセックスが映し出された。
「ああん、だめぇ…もうイク、イッちゃう~」
陰毛の中を出入りする性器がはっきりと映し出されていることを確認。まずは配信者の身許を割り出す捜査が始まった。
海外サーバーを使えば、日本の警察は追ってこれない…というのは、20世紀までの都市伝説である。大林の身許は簡単に特定され、公然わいせつ容疑で家宅捜索を受けた。その時に高2少女をハメ撮りした画像が見つかった。大林はその画像をライブで流す予定がなかったため、「恋人同士」という設定で、少女に名前も年齢も学校名も具体的に答えさせていた。
警察が少女を特定し、事情を聴いたところ、金銭を対価としてセックスする約束をしていたことが発覚。大林はまず、少女に対する児童買春禁止法違反容疑で逮捕された。
さらにスポンサーとなっていた浜崎の存在も判明。「一連の犯行に不可欠な役割を果たしていた」として逮捕され、ライブに出演していた少女も共犯者として逮捕されることになった。
事件が報道されると、ネット上では「大林が逮捕された」と騒然。FC2では「配信者に規約上の違反があった」として、大林に関する全ての映像やブログなどを閉鎖した。
調べに対し、3人は全ての容疑を認めたが、大林はあれだけの大金を稼いでいたのに、悪銭身につかずの典型で、逮捕時は100万円しか持っていなかった。
さらに問題は彼ら以外にも似たようなことをしている輩が多数いたことだ。
〈★20さい★すっぴんでセックスします♪〉
〈個人撮影。フェラチオ大好きな彼女です〉
〈まる禁! 有名店 現役デリヘル嬢との本番〉
〈本物の電車の中での痴漢をライブ配信!〉
需要があるから供給があるのだろうが、FC2は警察が最も監視を強めるサイトの一つになっている。
NO.1ホストから恐喝犯に転落した凶悪ジゴロの“貢がせテクニック”
池田和成(37)は中学卒業後、土木作業をしながらプロボクサーを目指してトレーニングしていたが、それでは芽が出ないとわかるとホストに転職した。
筋肉美が自慢だった池田はオラオラ系で売った。そこはヤクザが経営していた店だったので、池田は自動的に若い衆になっていった。
池田は路上でキャッチしたり、サイトで客を探したり、自腹で風俗に行ったりしたが、このような行動を繰り返していると、当然のように同業者とトラブルになるので、ヤクザの代紋は何かと役に立った。
そして、池田は先輩たちのやり方を見ていて、「今すぐ客にする必要はない」という極意を知った。自分の客になってくれるかどうかの判断は、より稼げる仕事に就いてくれるかくれないかという一点に尽きた。そのため、金を持っていなくても美女を狙う。なぜなら、「より金を稼げる仕事へ転職させた場合、自分の収益が上がりやすい」からだ。
そのために3カ月かけて親しくなり、半年かけて信用を得られれば十分。警戒心を解き、惚れ込んだ彼女という設定にして、徐々に客へと育て上げる。電話やメールで愛の言葉を目一杯囁き、それでも仕事の都合で会えないという状況を作り出すのが彼らの手口。池田はこれを身につけ、ナンバー1ホストになった。
「オレもお前に会いたいんだけど、仕事でなかなか都合がつかないんだ」
「早く出世して、自分の店を持って、お前を絶対に幸せにしたいんだ」
こんな言葉を繰り返して「会わない」のがホストの極意。そこで女は考える。それなら自分が出向いて行けばいいのではないか。ところが、一流のホストはまたそこで怒鳴りつけるのだ。
「何言ってんだ、お前は彼女じゃないか。オレが営業中に会うのは客だけだ。絶対に来ちゃダメだ!」
そう言いつつ、「お前を幸せにするため」「夢を実現するため」に頑張るオレをアピールする。女は、この頃にはホストが営業で自分に声をかけているとは思いもしない。こうして理解させた女がやっとの思いで来店すると、下にも置かない態度で接し、大げさに喜んで自分を信じてくれたことを丁寧に感謝する。
「ありがとう。お前だけはわかってくれると思っていた。でもオレ、ホストだから他の女と仲良くするのが仕事なんだ。そこだけはわかって欲しい」
つまり、他の女とは色恋営業だが、自分とは本物の恋愛だと信じ込ませてしまうのだ。普通に考えたら、同じことだと気付くのに、女たちは一様に騙された。
「あの人の夢は私の夢。あの人が一人前になるまで、私が支えてあげなきゃ…」
こう考えた女は、いとも簡単に風俗や水商売に落ちていく。それでもホストは自分から「風俗やれ」「キャバやれ」とは言わない。
「けっこう楽して稼げる仕事なら知ってるよ」
「でも、彼女のお前に苦労はさせたくない」
こうしてのらりくらりとしながら、女が自分から風俗や水商売に落ちていくのを待つのだ。それができれば一人前。あらゆる手を使って自分のステータスを上げていく。そのためには恋愛感情のない相手を恋人や婚約者と偽り、金を巻き上げることなど朝飯前。池田はその世界にどっぷりとハマり、4回も結婚、離婚を繰り返した。
池田は結婚する度に「夢をかなえて独立して店を持つ」という形を取り、ホストを辞めたが、土木会社、雑貨商、ショットバーなどをやってみても経営能力がまるでなく、店を作るたびに借金ばかり増やして倒産させた。
それでホストに逆戻り。当然のように、「お前とは本気だが、他の女とは営業」という言い訳の“真相”に気付いた妻と、激しい口論になった。
すると、池田はDV男丸出しの本性を現し、「お前との結婚は失敗だった。精神的苦痛に対する損害賠償を払え!」と脅迫。最後は恐喝容疑で逮捕されるというパターンを繰り返し、刑務所を出たり入ったりしているうちに、ホストとして売れる年齢も超えてしまった。
仕方なく池田はフリーのジゴロとなったが、35歳で刑務所から出てきたばかりの頃に、スナックホステスをしていた斎藤華菜さん(29)と知り合った。
池田は自分が子供の頃に両親を亡くし、親戚宅をたらい回しにされながらも、「自分一人の力で生きてきた」という作り話で同情を引き、「お前を幸せにしたい」「2人で店をやろう」などと口説き続け、首尾よく店舗を借りる準備金などを用意させた。
だが、その店にアルバイトとして入ってきた出口由里さん(35)の身の上を知るとターゲットを変更。華菜さんを店から追い出してポイ捨てし、由里さんと同棲を始めた。
なぜなら、由里さんの長女が交通事故に遭い、保険会社から多額の保険金が入ることがわかっていたからだ。池田は由里さんに無断で子供たち2人と養子縁組を結び、自分が長女の親権者となって、保険会社と交渉。まんまと数百万円を手に入れた。
その金はすべて店の運転資金に使ったが、ただそれが由里さんにバレて思わぬ大事件が発生した。由里さんがショックを受け、池田の目の前で自分の腹を包丁で刺すという自殺未遂を図ったのだ。
警察が介入したので池田は逃げ出したが、有印私文書偽造同行使及び公正証書原本不実記載の疑いで警察に追われることとなった。
だが、池田はそんな状況でも新たな女を作っていた。
「跡目を継ぐのが嫌で実家から逃げ出してきた企業の御曹司」というプロフィールで、ヘルス嬢の石川夏子さん(23)を口説き落とし、「結婚話」をエサに中出し三昧の日々を送っていた。
ところが、同棲3カ月後に彼女の妊娠が判明。すると池田は「地元に帰って入籍の準備をする」と言い残し、行方不明になった。
その間も池田は新たに知り合った別の女たちを口説き、クラブホステスの藤原千里さん(25)と同棲。逮捕されるまで金づるとして利用していた。
「実はオレ、借金がある。このままじゃ恐い人にさらわれて埋められてしまう…。10万円でもあれば、本当に助かるんだけど…」
こんなことを言って千里さんに借金させている間は良かったが、「もう我慢の限界」と返済を迫られると態度を豹変。「お前のことでいろいろと便宜を図ってやったんだから、慰謝料をよこせ!」と要求した。
その脅迫ぶりに怖くなった千里さんは、考えあぐねた末に警察に相談。すると池田がすでに有印私文書偽造などの疑いで指名手配されていることが判明したため、警察は千里さんに対する恐喝及び恐喝未遂容疑で池田を逮捕した。
その後、由里さんの子供の親権者と偽って保険金を騙し取ったとする詐欺容疑でも再逮捕。だが、他の2人については「犯罪事実が確認できない」として、何のおとがめもなしだった。夏子さんは池田の拘留中に女の子を出産した。
「今までもそうだったが、心の深い部分でつながった恋愛など一度もなかった。一時的な感情やその時の都合で、結婚や離婚を繰り返していた。自分の気持ちをすべてさらけ出して女性と付き合ったことはない。嘘の恋愛など簡単にできる。それで相手がどう思うかは、考えたこともない。自分にとって男女関係は金になるか、ならないかだった」
ここまで染みついたジゴロ体質があるのだろうか。虚飾の自分を作り出し、女に貢がせる。その詐欺手口の旨味を謳歌した池田は、おそらく一生、このまま生き続けていくのだろう。
ところが、アメリカに本社を置くFC2が運営する動画配信サイトでは、日本では違法とされるようなモロ出し画像が垂れ流し状態なのだ。しかも日本人社長による日本語対応の海外サイトなので、国内では圧倒的な人気なのである。
これにいち早く目をつけたのが大林寛光(35)と浜崎嘉孝(46)だった。大林は元ホスト。6年前に淫行で罰金刑を受けたこともあった。浜崎も15年前、無修整AVのコピー商品を違法販売し、著作権法違反やわいせつ物等頒布などの罪に問われ、有罪判決を受けたことがある男だった。
そんな2人はFC2のライブチャットで、視聴者同士として知り合った。お互いの経歴などを話すうちに意気投合。「出会い系アプリで女を引っかけて、ライブでセックス画像を流す商売をしないか」ということで話がまとまった。
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浜崎はバブル華やかりし頃、レンタルビデオショップを立ち上げ、当時のAVの美少女&淫乱ブームの時流に乗り、巨万の富を築き上げた。その金を元手に始めた広告代理店もヒット。今では複数の会社を経営する実業家になっていた。
「金の事なら心配するな。高画質で配信できるウェブカメラやパソコンも用意してやる。儲けは経費を除いて折半することにしよう」
大林は浜崎というスポンサーを得て、次々と女を引っ掛けた。ワリキリを求める水準以上の美人に対し、「1回3万円とかで、チマチマやってても仕方ない。1回で10万円になる方法がある。海外サーバーを使うから、絶対に身許はバレない。有料サイトだから、一般にも出回らない。協力してくれないか?」などと持ちかけ、全国各地に設けた“スタジオ”で、セックス画像を生中継で配信するようになった。
「へへへ。今日はやけに粘膜がキュッキュッしてるじゃないか。視聴者の皆さんにもよくお見せしろ!」
「ああン、恥ずかしい…」
「出すぞ、口の中に出してやるから視聴者の皆さんのためにグッと飲み込めよ」
大林が射精すると、女はグロテスクな肉棒にしゃぶりつく。もしくは愛液が滴り落ちるヴァギナをアップで映し出す。それは当然、無修整画像である。
大林はアッと言う間にネットの有名人となり、大林がツイッターで配信予告すると、わんさと客が集まってくるようになった。
〈18歳Fカップとのえっち配信しちゃいます〉
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大林がスカウトしてくる女が美人ばかりなので、客の目はくぎ付けになった。特に人気のある女は「大林ファミリー」と呼ばれ、コスプレするなどの新趣向を凝らして何度も出演した。
FC2ライブでは、配信者が視聴料無料か課金かを選択できる。動画の冒頭は無料でエッチな内容のインタビューが展開され、さらに女の裸やセックスを見たいユーザーは「課金」を選択して視聴を継続する。
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例えば、30分ほどの番組を200人の視聴者が見ていれば、売り上げは30万円となるから、FC2側が9万円、配信者側が21万円となる。これに一定の手数料を支払って現金化し、女と売上を折半しても、手元には10万円弱が残る。それが大林と浜崎の取り分だ。大林はこんな手法で150人余りの女を出演させ、約2年間で1億円を稼いだ。
だが、大林のケチの付き始めは商売を始めて1年ほど経った頃、ネットの掲示板で知り合った高2少女に対し、「オレとリアルタイムでセックスして、ライブとして配信させてくれれば5万円ぐらいあげるよ」と誘い、自宅まで呼んだものの、あまりにも幼く見える風貌を見て、「これはヤバイ。流せないな…」と判断し、「とりあえず練習としてセックスしようか」と言いながら、カメラを回してセックスし、2万円を支払ったという事案だった。もちろん、それ以降は接触もしていない。当時は、これがビジネス崩壊の致命傷になるとは思いもしなかった。
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海外サーバーを使えば、日本の警察は追ってこれない…というのは、20世紀までの都市伝説である。大林の身許は簡単に特定され、公然わいせつ容疑で家宅捜索を受けた。その時に高2少女をハメ撮りした画像が見つかった。大林はその画像をライブで流す予定がなかったため、「恋人同士」という設定で、少女に名前も年齢も学校名も具体的に答えさせていた。
警察が少女を特定し、事情を聴いたところ、金銭を対価としてセックスする約束をしていたことが発覚。大林はまず、少女に対する児童買春禁止法違反容疑で逮捕された。
さらにスポンサーとなっていた浜崎の存在も判明。「一連の犯行に不可欠な役割を果たしていた」として逮捕され、ライブに出演していた少女も共犯者として逮捕されることになった。
事件が報道されると、ネット上では「大林が逮捕された」と騒然。FC2では「配信者に規約上の違反があった」として、大林に関する全ての映像やブログなどを閉鎖した。
調べに対し、3人は全ての容疑を認めたが、大林はあれだけの大金を稼いでいたのに、悪銭身につかずの典型で、逮捕時は100万円しか持っていなかった。
さらに問題は彼ら以外にも似たようなことをしている輩が多数いたことだ。
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需要があるから供給があるのだろうが、FC2は警察が最も監視を強めるサイトの一つになっている。
NO.1ホストから恐喝犯に転落した凶悪ジゴロの“貢がせテクニック”
池田和成(37)は中学卒業後、土木作業をしながらプロボクサーを目指してトレーニングしていたが、それでは芽が出ないとわかるとホストに転職した。
筋肉美が自慢だった池田はオラオラ系で売った。そこはヤクザが経営していた店だったので、池田は自動的に若い衆になっていった。
池田は路上でキャッチしたり、サイトで客を探したり、自腹で風俗に行ったりしたが、このような行動を繰り返していると、当然のように同業者とトラブルになるので、ヤクザの代紋は何かと役に立った。
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そのために3カ月かけて親しくなり、半年かけて信用を得られれば十分。警戒心を解き、惚れ込んだ彼女という設定にして、徐々に客へと育て上げる。電話やメールで愛の言葉を目一杯囁き、それでも仕事の都合で会えないという状況を作り出すのが彼らの手口。池田はこれを身につけ、ナンバー1ホストになった。
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「早く出世して、自分の店を持って、お前を絶対に幸せにしたいんだ」
こんな言葉を繰り返して「会わない」のがホストの極意。そこで女は考える。それなら自分が出向いて行けばいいのではないか。ところが、一流のホストはまたそこで怒鳴りつけるのだ。
「何言ってんだ、お前は彼女じゃないか。オレが営業中に会うのは客だけだ。絶対に来ちゃダメだ!」
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「ありがとう。お前だけはわかってくれると思っていた。でもオレ、ホストだから他の女と仲良くするのが仕事なんだ。そこだけはわかって欲しい」
つまり、他の女とは色恋営業だが、自分とは本物の恋愛だと信じ込ませてしまうのだ。普通に考えたら、同じことだと気付くのに、女たちは一様に騙された。
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こう考えた女は、いとも簡単に風俗や水商売に落ちていく。それでもホストは自分から「風俗やれ」「キャバやれ」とは言わない。
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こうしてのらりくらりとしながら、女が自分から風俗や水商売に落ちていくのを待つのだ。それができれば一人前。あらゆる手を使って自分のステータスを上げていく。そのためには恋愛感情のない相手を恋人や婚約者と偽り、金を巻き上げることなど朝飯前。池田はその世界にどっぷりとハマり、4回も結婚、離婚を繰り返した。
池田は結婚する度に「夢をかなえて独立して店を持つ」という形を取り、ホストを辞めたが、土木会社、雑貨商、ショットバーなどをやってみても経営能力がまるでなく、店を作るたびに借金ばかり増やして倒産させた。
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仕方なく池田はフリーのジゴロとなったが、35歳で刑務所から出てきたばかりの頃に、スナックホステスをしていた斎藤華菜さん(29)と知り合った。
池田は自分が子供の頃に両親を亡くし、親戚宅をたらい回しにされながらも、「自分一人の力で生きてきた」という作り話で同情を引き、「お前を幸せにしたい」「2人で店をやろう」などと口説き続け、首尾よく店舗を借りる準備金などを用意させた。
だが、その店にアルバイトとして入ってきた出口由里さん(35)の身の上を知るとターゲットを変更。華菜さんを店から追い出してポイ捨てし、由里さんと同棲を始めた。
なぜなら、由里さんの長女が交通事故に遭い、保険会社から多額の保険金が入ることがわかっていたからだ。池田は由里さんに無断で子供たち2人と養子縁組を結び、自分が長女の親権者となって、保険会社と交渉。まんまと数百万円を手に入れた。
その金はすべて店の運転資金に使ったが、ただそれが由里さんにバレて思わぬ大事件が発生した。由里さんがショックを受け、池田の目の前で自分の腹を包丁で刺すという自殺未遂を図ったのだ。
警察が介入したので池田は逃げ出したが、有印私文書偽造同行使及び公正証書原本不実記載の疑いで警察に追われることとなった。
だが、池田はそんな状況でも新たな女を作っていた。
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ところが、同棲3カ月後に彼女の妊娠が判明。すると池田は「地元に帰って入籍の準備をする」と言い残し、行方不明になった。
その間も池田は新たに知り合った別の女たちを口説き、クラブホステスの藤原千里さん(25)と同棲。逮捕されるまで金づるとして利用していた。
「実はオレ、借金がある。このままじゃ恐い人にさらわれて埋められてしまう…。10万円でもあれば、本当に助かるんだけど…」
こんなことを言って千里さんに借金させている間は良かったが、「もう我慢の限界」と返済を迫られると態度を豹変。「お前のことでいろいろと便宜を図ってやったんだから、慰謝料をよこせ!」と要求した。
その脅迫ぶりに怖くなった千里さんは、考えあぐねた末に警察に相談。すると池田がすでに有印私文書偽造などの疑いで指名手配されていることが判明したため、警察は千里さんに対する恐喝及び恐喝未遂容疑で池田を逮捕した。
その後、由里さんの子供の親権者と偽って保険金を騙し取ったとする詐欺容疑でも再逮捕。だが、他の2人については「犯罪事実が確認できない」として、何のおとがめもなしだった。夏子さんは池田の拘留中に女の子を出産した。
「今までもそうだったが、心の深い部分でつながった恋愛など一度もなかった。一時的な感情やその時の都合で、結婚や離婚を繰り返していた。自分の気持ちをすべてさらけ出して女性と付き合ったことはない。嘘の恋愛など簡単にできる。それで相手がどう思うかは、考えたこともない。自分にとって男女関係は金になるか、ならないかだった」
ここまで染みついたジゴロ体質があるのだろうか。虚飾の自分を作り出し、女に貢がせる。その詐欺手口の旨味を謳歌した池田は、おそらく一生、このまま生き続けていくのだろう。
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